
もし自分が親しい間柄の人を失った時、どれほど落ち込むだろうか?そしてそんな時、誰が自分を元気づけてくれるだろうか?それは必ずしも同じ人間ではなくてもいいのかもしれない。
2008年、アイルランド北西のはずれにあるトリー島でイルカのドギーとラブラドール犬のベンが一緒に泳ぐ様子が撮影された。
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Tory Island dog swimming with dolphin
10年ほど前にオスのイルカの死骸が打ちあげられたことから、ドギーはつがいの片割れを失ったのではないかと推測されている。
そんなドギーはある時からか、港で泳ぎ上手なラブラドール犬のベンを待つようになり、二匹で泳いで遊ぶ時間が増えたという。ベンは防波堤を走り抜け、階段を駆け下り、異種の友達の待つ海へためらうことなく入っていく。2頭は時に3時間近く泳ぎ回っていることもあるという。
ドギーの待つ海へ走るベン
![net]](https://livedoor.blogimg.jp/maranda/imgs/2/5/25914331.jpg)
2頭が泳ぐ姿はほとんど毎日見られるという
![net]](https://livedoor.blogimg.jp/maranda/imgs/8/5/85a0efd9.jpg)
ドギーを追いかけすぎて沖に出てしまい疲れ果ててこともあったベン。
そんな時はドギーがベンの体を下から支え、岸辺まで送ってくれるのだそうだ。
飼い主のパトリックさんとベン
![net]](https://livedoor.blogimg.jp/maranda/imgs/c/3/c38529d3.jpg)
そんな心優しく好奇心旺盛なベンであったが6年前に車に轢かれてしまい、虹の橋の向こうへ渡ったようだ。今は向こう側でドギーと再び泳ぐ日を楽しみに待っているのだろう。
傷ついた人がみんな動物を飼えばいいとは思わない。だけど、思ってもいない人が思ってもいない形で傷ついた自分の心を癒してくれることがある。動物たちのように最初は異種でも、その後は一生もののお友達になれたりするのかもしれない。だからそのチャンスを見逃さないようにせめて心は頑なにならずに生きていきたいと思ったりするんだ。
via:Dog Makes An Unusual Best Friend When A Heartbroken Dolphin Shows Up In The Harbor translated kokarimushi / edited by parumo
コメント一覧 (3)
犬が虹の橋を渡っちゃったのも泣けるし
もう来ることがない友達を待つイルカのことを
考えても泣ける…