アメリカニュージャージー州に、『Goats of Anarchy』という様々な問題を抱え特別なケアの必要なヤギの保護施設がある。そこに保護されているポリーという名のヤギは全盲というだけでなく神経系の問題により低体重であり、不安障害を患っていた。
ポリーは、いつも世話をしてくれている職員のリアンヌさんの姿が見えないと非常に心細くなるらしく、悲痛な鳴き声をあげたり、発作的に壁をなめたりしてしまうのだという。そんなポリーが唯一安心していられるのはブランケットに全身くるまれている時だった。
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ハロウィーンも近づく頃のある日リアンヌさんが買い物をしている時、子供用のアヒルのコスチュームが目に留まった。ふわふわで、まるでポリーの大好きなブランケットにそっくりなそのコスチュームをポリーに着せてみたらそうだろうかと考えたのだ。
効果は抜群だった。身にまとうブランケットのようなコスチュームは、ポリーに買い物中に思わずうとうとできる程のリラックス効果を与えたようだ。
同じような素材で他にもいくつか試してみたポリー
ユニコーンや
キツネも
いろいろ試したが、やはり最初に着たアヒルのコスチュームが一番のお気に入りなのだという。
リアンヌさんがフェイスブックにポリーの写真を投稿した時、「動物に服を着せるな」「動物虐待だ」などといったたくさんの批判を受けたという。しかしやせ細ったポリーの体には特に寒くなるこれからの季節、心身ともに安心できるあたたかいこのコスチュームが必要なのだ。
買い物に連れそうポリーの様子その1
その2
のんびり楽しくお買い物に付き添うよ
ポリーと一緒に施設に保護されているヤギの仲間たち
中央にいるのは両前足に成長障害を抱えているマイル
この施設はは今後もさまざまな問題を抱えたヤギたちを善意ある人々の寄付により保護し続けていくとのことだ。
ポリーはまだ幼いにもかかわらず、盲目という問題そして不安障害という大きな問題を抱えている。彼女は今も闘病中であるが、このアヒルのコスチュームと保護施設の無限大な愛情に包まれてこれから元気に育っていくことであろう。
via:This Blind Goat With Anxiety Is Only Calm When She's In Her Duck Onesie translated kokarimushi / edited by parumo
コメント一覧 (3)
人間でもそういう事はあるしね
可愛いね