アメリカのシアトル近郊では、この時期になると毎年雨で冠水する道路を、サケが横断していく風景が見られる。今年も動画が公開されていたので、早速ご紹介しよう。
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Skokomish River salmon cross the road 2016
アメリカのワシントン州にあるスココミッシュ川。毎年この時期になると、大雨のせいで道路が冠水するのだが、その道路を川と勘違いして、サケが道路を横切っていくシーンが、毎年風物詩となっている。カラパイアでも何度かご紹介しているので、ああまたその時期が来たんだな、と季節を感じてくれるお友だちもいるかもしれないね。
他の撮影者が撮った動画。川と道路の境目が、あやふやになっている様子がよくわかる。
Chum Salmon Swimming Across Road
この現象は、毎年繰り返されているので、運転しているドライバーもわかっているのか、ちゃんと渡り終えるまで待ってあげたり、避けてあげたりしている。
動画も毎年のように投稿されているのだが、もうこうなるとどれがいつのやら区別なんてつくもんじゃない。
2012年の動画。必死に流れを遡ろうとしては、押し戻されるサケたちの姿が捉えられている。
Salmon crossing Hwy 101
こちらは2007年に撮影されたもの。大量のサケたちが、道路の上で動けなくなっている。このあとどうなってしまうのだろうか。
road chum salmon
来年もまた、この現象は繰り返されるのだろう。この冠水時、運の良いサケはショートカットで産卵場所までたどり着けるそうだが、そこに行き着くまでには森や農場が続いている。途中で水が引いてしまえば、そこで息絶えるしかない。
犬などの動物や、時には人間に捕まってしまうサケもいるわけで、長い長い旅を終えて子孫を残すために戻ってきたサケたちを、最後に迎えるのがこの試練であるということに思いを馳せて見るならば、また別の感慨も浮かんでくるような映像ではないだろうか。(関連動画)
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そんな水溜まりレベルの場所を瞬間的でも『泳げる』のが衝撃