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 親をハンターに殺された子ジカが、保護された先でハトと仲良くなってしまったという出来事が報告された。百聞は一見にしかず、種族の違う2人の間に育まれた友情をご覧いただこう。

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Orphaned Deer Raised by Rescuer After Mother Killed by Hunters

 バンビの親友の名を取って、フェリーンと名付けられた子ジカ。母親をハンターに殺され、孤児になったのはオーストラリアのシドニー郊外にあるバークシャー公園でのことだった。

 保護司のジェスさんのところにやってきたフェリーンは、当時まだ生後数日で、数時間おきの授乳が必要だったという。

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 そんな時にジェスさんのもとに顔を出したハトのレーダーが、フェリーンに興味を示した。レーダーは巣から落ちたところをジェスさんに保護されたハトで、大きくなって野生に帰ってからも、しょっちゅう実家であるジェスさんのもとに遊びに来ているのだとか。

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 2匹はフェリーンのベッドでいっしょに眠り、いっしょにテレビを見、どこに行くにもいっしょにいた。フェリーンの背中に乗って散歩をしたり、フェリーンの毛づくろいをするレーダーは、まるでフェリーンの寂しさを慰めるているかのようだった。

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 しかし、別れのときがやってきた。フェリーンがニューサウスウェールズに移されることになったのだ。フェリーンがいなくなってからもしばらくの間、レーダーはいっしょに過ごしたベッドを訪れては、ぽつんと佇んでいたという。