opossum-f_e-frame

 2016年8月末に、カナダ、オンタリオ州で4匹のオポッサムの赤ちゃんが保護された。母オポッサムは発見当時自動車に轢かれ、すでに絶命していたとのこと。オポッサムの子たちは母親の死体のそばをずっと離れず、母親のそばで鳴きつづけ歩き回り、母親の袋の中に戻ろうとする赤ちゃんの個体もいたという。
sponsored links
sponsored links


 オポッサムとはネズミのような外見であるが、カンガルーやコアラと同じ有袋類であり、メスがお腹の袋を使って子育てをする。しかしこの4匹のオポッサムの子供たちは、幼くして母を失ってしまう。母親の死体のそばを離れず、日に日にやせ衰えていったという。

 そんなあまりにも不幸な状態にあったオポッサムの赤ちゃん4匹は、オンタリオ州のワイルドライフ・ヘブン・ウォータールーにて無事に保護された。

net]


 生まれて約2カ月のオポッサムの兄弟たちは、現在健康を取り戻しつつあるとのことだ。
net]

 「保護当時はやせ細って62グラムしかなかったんだよ。」とスタッフのジョイ・ハギンズは語った。
net]

 特別に作られたお乳、そして小さなスポイトを利用しオポッサムたちは体力を取り戻した。スタッフたちは24時間付きっきりで世話にあたったとのこと。

opssum-4_e


今やオポッサムたちは2週間前保護された時の2倍もの体重まで元気に成長している。今後、さらに健康を取り戻し充分に成長する機会を見計らって、自然にかえす計画が立てられているとの事。

net]

 それまではたくさんご飯を食べて、兄弟仲良くじゃれ合って成長してほしいものだ。 
opossum-6_e


 「こんなにかわいいから、皆さんに見せたくて仕方ないんだよ!」とハギンズさんは最後に語った。
net]


 お母さんを亡くして、身も心も弱っていた赤ちゃんオポッサムたちであったが、心温かい人たちの力を借りて、今後は野生に帰っても、きっと兄弟力を合わせてたくましくやっていけるはずだ。オポッサムたちをまるで自分の孫のように、見せびらかしたくなっちゃうハギンズさんもオポッサムに負けず劣らず可愛い案件であった。

via:Baby Opossums Who Lost Their Mom Never Leave Each Other's Side translated kokarimushi / edited by parumo