「ホース・ウィスパラー(馬にささやく人)」は、ニコラス エヴァンスの小説で、馬の気持ちがわかる伝説的なカウボーイの話だが、このドーベルマンはさしずめ、馬にささやく犬といったところだろう。
ペルーの首都、リマの郊外に住むレスリー・スタークもとには、ベストフレンドとなった馬のコンティーノと犬のボスが暮らしている。コンティーノがレスリーの農場にやってきた日から、2頭は種族を超えた親友になったのだそうだ。
舞台は南米ペルー。主演は馬とドーベルマン。出会った瞬間から親友になってしまった、馬と犬の美しい友情物語をご紹介しよう。
sponsored links
sponsored links
ずっとドーベルマンに囲まれて育ったというレスリー。家を出て独り立ちをするときも、同居人を決めるのに迷いはしなかった。
レスリーの現在の同居人。ドーベルマンのボス、カイラ、ガイア、ゼウス。
みんな大の仲良し。いつもいっしょに走り回っている。
もちろん、いっしょにやんちゃもしまくっている。
馬たちもいつもレスリーの周りにいた。そして彼女の馬のコンティーノは、まるで犬たちの一員のように仲が良い。だが犬のボスとの関係は特別だ。
「ドーベルマンたちは、馬とのつきあい方を心得てるわ。はじめて外に出た日から、ずっと馬たちといっしょにいるんだもの。でも、ボスの場合はまたちょっと違うみたい」
ボスが初めてコンティーノの厩舎の周りを歩き回っていた時、彼らは出会い、惹かれ合った。2頭の間の絆は、他に類のないものだった。
「ボスはコンティーノを怖がったりしなかった。むしろ好奇心いっぱいに近づいて、舐めたり匂いを嗅いだりしてたわ」
レスリーは言う。
「コンティーノはそんなボスを、最初からびっくりするくらい受け入れてた。それで、彼らの関係は特別なものなんだって気づいたの」
ボスはまるで馬の気持ちがわかるようだ。それはコンティーノも同様である。両者は互いにキスをしたり寄り添ったりして、いっしょに過ごす時間を楽しんでいる。身体はずっと大きいのに、コンティーノはいつもボスに優しく接している。彼が必要としているものがわかっているようだ。
「彼らが築いたお互いへの素晴らしい信頼と理解は、時間とともにより大きくなっているのよ」
via:Horse And Dog Have Been Best Friends Since The Moment They Met translated ruichan/ edited by parumo
コメント一覧 (2)