犬と馬2b-frame

 「ホース・ウィスパラー(馬にささやく人)」は、ニコラス エヴァンスの小説で、馬の気持ちがわかる伝説的なカウボーイの話だが、このドーベルマンはさしずめ、馬にささやく犬といったところだろう。

 ペルーの首都、リマの郊外に住むレスリー・スタークもとには、ベストフレンドとなった馬のコンティーノと犬のボスが暮らしている。コンティーノがレスリーの農場にやってきた日から、2頭は種族を超えた親友になったのだそうだ。

 舞台は南米ペルー。主演は馬とドーベルマン。出会った瞬間から親友になってしまった、馬と犬の美しい友情物語をご紹介しよう。
sponsored links
sponsored links

 ずっとドーベルマンに囲まれて育ったというレスリー。家を出て独り立ちをするときも、同居人を決めるのに迷いはしなかった。

犬と馬3_e

 レスリーの現在の同居人。ドーベルマンのボス、カイラ、ガイア、ゼウス。
犬と馬4_e

 みんな大の仲良し。いつもいっしょに走り回っている。
犬と馬5_e

  もちろん、いっしょにやんちゃもしまくっている。
犬と馬6_e

 馬たちもいつもレスリーの周りにいた。そして彼女の馬のコンティーノは、まるで犬たちの一員のように仲が良い。だが犬のボスとの関係は特別だ。

犬と馬7_e

「ドーベルマンたちは、馬とのつきあい方を心得てるわ。はじめて外に出た日から、ずっと馬たちといっしょにいるんだもの。でも、ボスの場合はまたちょっと違うみたい」

犬と馬8_e

 ボスが初めてコンティーノの厩舎の周りを歩き回っていた時、彼らは出会い、惹かれ合った。2頭の間の絆は、他に類のないものだった。

「ボスはコンティーノを怖がったりしなかった。むしろ好奇心いっぱいに近づいて、舐めたり匂いを嗅いだりしてたわ」

 レスリーは言う。

「コンティーノはそんなボスを、最初からびっくりするくらい受け入れてた。それで、彼らの関係は特別なものなんだって気づいたの」

犬と馬9_e

 ボスはまるで馬の気持ちがわかるようだ。それはコンティーノも同様である。両者は互いにキスをしたり寄り添ったりして、いっしょに過ごす時間を楽しんでいる。身体はずっと大きいのに、コンティーノはいつもボスに優しく接している。彼が必要としているものがわかっているようだ。

犬と馬10_e

「彼らが築いたお互いへの素晴らしい信頼と理解は、時間とともにより大きくなっているのよ」
犬と馬11_e

via:Horse And Dog Have Been Best Friends Since The Moment They Met translated ruichan/ edited by parumo