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 カナダのバンクーバー島付近でホエールウォッチングをしていたボートに、シャチに追われたアザラシが命からがら飛び乗ってきた。
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Orcas hunting seal jumps in boat(combined video)

 「動くなよ」「じっとしてろってば」「飛び込むなって!」

 アザラシにとっては、人間のボートも安心できる場所ではない。前門のニンゲン後門のシャチという状況にパニクッたアザラシは、最初は3回ほどシャチの待ち構える海とボートを行ったり来たりしていたそうだ。

 シャチは全部で12頭ほど。30分くらいの間、執拗にボートの周りを周回していたが、やがてあきらめて去っていったという。アザラシはその後しばらくためらっていたが、「よく生き延びたな!」という声を背に、こちらも海に帰っていった。

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 シャチは賢く美しい生き物だが、キラーホエールという英名が物語るように、自然界では食物連鎖の頂点に立つ獰猛なハンターである。人間を襲うことはめったにないが、流氷の上にいたアザラシをしとめるために、集団で波を起こした例もある。こんな攻撃を食らったら、小さなボートはひとたまりもない。

 今回の主催者によると、「20年ホエールウォッチングやってるけど、こんなの初めてだよ!」とのこと。極めてレアなシチュエーションで、ホエールウォッチングも堪能できてしまったわけで、参加者もアザラシもラッキーだったんじゃないかな。
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