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 トルコで居候猫として暮らすダルタニャンと仲間たち。大家さんちの前庭には床暖房のキャットルームがあったりで、快適に暮らせる機能が整っている。

 だが、完全な居猫と化すのを潔しとせず、裏庭で半野良・半居候猫として暮らすことを選んだ猫たちもいる。例えばズームもそのひとりだ。



 だがニンゲンとは一線を画して暮らしてきた誇り高いこのズームさん、なぜか最近大家さんたちとの距離を詰めてくるようになったんだ。「様子がおかしい?」と、大家さんたちも気にかけていたところ…。
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My Semi-Feral Cat Very Subtly Asked for My Help

「裏庭の主」の様子がおかしい?


 ズームさんの様子が変わったのは2か月ほど前のことだった。いつもなら大家さんたちの近くへは進んで寄って来ないズームさんが、なぜか甘えるように近くにすり寄って来るようになった。

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 そしてもう一つ大きな変化が。ズームさんはドライフードを全く食べなくなってしまったんだ。ズームさんにウェットフードを与えると、当然他の猫たちも欲しがるので、裏庭でのご飯は一時期ウェットフードに路線変更。

 だがズームさん用のウェットフードは、病気の猫のために獣医さんが使う特別なもの。免疫強化剤も加えて様子を見ることに。

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 ズームさんはこの庭に来るようになってから7年間、一度もお医者さんのお世話になったことがなかった。だから大家さんも、最初は様子を見ることにしたみたい。

 無理やりお医者さんに連れて行ったら、長年にわたって築き上げてきたズームとの信頼関係が失われるのでは?という心配もあったらしいんだ。

お医者さんの診察を受けた結果、驚くべきことが判明した


 だがそんなある日、ズームの姿が見えなくなった。探してみると、大家さんちの倉庫の中でうずくまっていたんだ。「これはおかしい」と思った大家さんは、ズームをお医者さんに連れて行くことに。

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 その結果、ズームさんの前足に病変が見つかった。何か腐食性のものを踏んでしまい、傷口が化膿してしまったらしい。

 そして診察中に、さらに驚くべきことがわかった。なんとズームさんには、歯が1本もなかったんだ!

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健康を取り戻し、再び裏庭に君臨するズーム


 10日間の入院を終え、裏庭へと帰って来たズームさん。自由になったズームさんは、それから2日間姿を見せなかったけれど、また何事もなかったように戻ってきて大家さんをほっとさせたよ。

 そしてすっかり元気になったズームさんは、元通りドライフードもモリモリ食べるようになったんだ。

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 お医者さんによると、おそらくズームさんは大家さんたちが思っていたよりも、もっとずっとおばあさんだったらしい。裏庭の長老として、君臨を続けるズームさん。

 大家さん(投稿しているのは大家さんの息子さんだけど)はどうやら次回も、裏庭の猫たちにフォーカスした動画を投稿してくれるようなので、楽しみに待っていよう。

 ちなみにマランダーでは、以前ズームさんを紹介したこともあったんだ。よかったらぜひこちらの記事も読んでみてね!



written by ruichan

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