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保護動物たちを一時的に引き取って、終の棲家が見つかるまで面倒を見るのがフォスター、いわゆる一時預かりボランティアである。アメリカのノースカロライナ州モーガントンで、ボランティアとして活動しているエミリーさんのところへ、あるとき1匹のウサギが託されて来た。
実はウサギがフォスターの対象となるケースはあまりなく、エミリーさんもウサギを預かることに戸惑いがあった。だが案ずるより産むが易し。エミリーさんはそのウサギ、バーサさなnにすっかり心を奪われてしまったんだ。
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@fosterwithemily Bertha was a neglected rabbit all through her first year of life. Shes particular to the young babies that come into our home to be fostered that need extra love and she loves to be their foster mama. 🥹🩷
♬ What Was I Made For? - Billie Eilish
一時預かりに「失敗」して正式な飼い主に
英語には「フォスターフェイル(foster fail)」という言葉があって、直訳すれば「フォスター失敗」となるんだけれど、これはつまり「一時預かりのつもりだったのに、結局正式な飼い主になってしまった」ということなんだって。
エミリーさんも保護ウサギのバーサさんを一時預かりしたときは、まさか自分がこのフォスターフェイルになるとは予想もしていなかったそう。

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だがバーサさんと付き合っていくうちに、エミリーさんはバーサさんとの間に、切っても切れないきずなが生まれるのを感じたんだ。
そしてウサギは子猫たちの「お母さん」になった
そして、正式にエミリーさんのペットとなったバーサさんは、エミリーさんが預かる犬や猫の面倒を見てくれる「お母さん」のような役割を担うようになっていった。

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一時預かりでやってくる子猫や子犬は、まだまだお母さんが恋しい年ごろの子たちが多い。そんなかれらに、バーサさんは優しく寄り添い、いっしょに遊んで、安心させてあげているんだよ。
子猫たちと一緒に遊んであげているバーサさん。

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子犬たちにとっても、バーサさんは安心できるお母さんなんだ。

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ウサギは「飼うのが楽」なペットじゃないことを知ってほしい
ウサギを飼う人の多くは、それまでペットを飼った経験のない人が多いんだそうだ。「犬や猫よりも世話が簡単そう」というイメージで安易に飼い始め、きちんと世話をせずに放置してしまう…そんなパターンが多いらしい。
そしてケージの中に閉じ込め、餌と水だけを与えて放置する「ネグレクト」が、ウサギの場合起きやすいんだとか。バーサさんも保護されるまでは、そんな飼育放棄されたウサギだったんだ。
現在エミリーさんのところには、さらに2匹の保護ウサギがいて、こちらは一時預かりとして正式な飼い主さんが現れるのを待っているとのこと。すでにアメリカの各地から「引き取りたい」という声も寄せられているそうなので、案外すぐにステキなおうちとの出会いがあるかもしれないね。

ちなみに猫とウサギの相性だけれど、コメント欄にいたお友だちからは「猫はグルーミングしたがる、ウサギはグルーミングされたがるからちょうどいいんだよ」という声が寄せられていた。エミリーさんも納得しているようだったよ。みんなの意見はどうだろうか。
written by ruichan
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