ビーチを訪れたとき、キレイな貝殻が落ちていたら、お土産に拾って帰ったりしたことはないだろうか。
だがそれが巻貝の貝殻だったら、ちょっと待ってほしい。浜で暮らすヤドカリたちの、大切なマイホームになるかもしれないんだ。
写真家のショーン・ミラーさんは、プラスチックのキャップで暮らすヤドカリたちに、ホンモノの貝殻のおうちを提供する活動に取り組んでいるんだ。舞台は日本の沖縄のビーチ。今日はその活動の様子を見てみよう。
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Guy Finds Hermit Crabs Living In Plastic And Offers Them New Shells | The Dodo
磯を歩いていたら、透明なプラスチックのキャップを担いだヤドカリ発見。早速手持ちのコレクションからいくつか見繕ってあげたよ。どうやら黒い貝殻が気に入ったみたいだ。
新居の選定から引越しまでに要する時間は、だいたい30~45秒ほど。ほとんど即断即決だね。
これまでに交換したプラスチックのキャップは、なんとこの動画の時点で151個。ショーンさんは全部コレクションしているんだって!
ショーンさんがヤドカリたちに提供しているのは、善意の寄付によって集まったリュウテンという種類の巻貝の殻だという。地域のコミュニティの協力もあって、これまでに5,000個の貝殻をヤドカリたちのために浜辺に置いたんだそうだ。
その一つひとつに通しナンバーとメッセージを掘っているショーンさん。たまに自分の提供した貝殻を背負っているヤドカリに出会うと嬉しくなっちゃうんだって。
ヤドカリは成長して身体が大きくなると、さらに大きな貝殻へ引っ越す必要がある。貝殻はいくつあっても足りないようだ。「キレイだから」とついついお土産にしたくなるけど、たとえ貝殻ひとつでも、生態系の中で大切な役割を果たしていることを覚えておきたいね。
ショーンさんの活動については、InstagramやTikTokで随時報告されているよ。ぜひ訪問してみてほしいな。
written by ruichan
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