
野良猫や捨て猫の中には、どうしてもニンゲンを警戒し、心を開いてくれない子たちもいる。でも何かのきっかけさえあれば、ニンゲンへの信頼を取り戻し、素敵なパートナーに大変身することも。
今回ご紹介する保護猫のニューチくんも、そんな猫のひとりだった。里子として過ごしていた家の愛犬と出会ったことで、まるで別猫のような甘えん坊に生まれ変わったんだよ。
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Nootch’s Rescue Story
昨年の冬、ある女性の家の庭に1匹の野良猫が迷い込んで来た。動物好きな彼女は猫に餌をやっていたが、大雪の予報が出たとき、猫を家の中に招き入れる決心をした。

しかしこの猫~ニューチは非常に警戒心が強く、ニンゲンに懐くことがなかった。女性が家の中に入れた後も、一晩中鳴き叫んでいることも。
そのため、終の棲家を探してやろうと思っても、一度引き取られた家から戻されてきてしまい、飼い主のなり手が見つからなかったんだ。

だがある日、転機が訪れた。女性が自分の愛犬とニューチを引き合わせてみたところ、なんとあっという間に彼らは仲良しに。犬は本能的に、どうしたらニューチを安心させ、落ち着かせられるかがわかっていたらしい。

犬と出会ってから、ニューチはまるで別の猫に生まれ変わったようだった。ニンゲンが自分に触れることを許し、撫でさせてくれるようになり、そしていつの間にか愛らしい甘えん坊の猫に変身した。
そこで女性は地元の保護団体Ruff Start Rescueと連絡を取り、里親としてニューチの面倒を見ながらも、彼のためにもう一度飼い主を探すことにした。

そしてとうとう、奇跡のような出会いが実現した。やはり犬を飼っているファミリーがニューチに興味を持ち、飼い主として立候補してくれたんだ。
だがこれまでに何度も失敗していた経験から、女性は念のためお試し期間を設けた。しかしその心配は杞憂に終わった。その家の愛犬モンスターは、出会った瞬間からニューチの「ママ」代わりに。常にニューチの傍に寄り添い、面倒を見、新しい飼い主との間の懸け橋となってくれた。

現在ニューチは犬のモンスターといっしょに、新しいステキな家族と幸せに暮らしているとのことなので、どうか安心してほしい。
ちなみにニューチの名前の由来は、ニュートリショナルイースト(栄養酵母)なんだそう。彼の瞳の色が、この栄養補助食品に似ていたからなんだそうだよ。
written by ruichan
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