4年前のある寒くて風の強い日のこと。南アフリカのケープタウンで暮らすケイリーさんは、職場の倉庫で1匹の子猫を見つけた。彼はたったひとりでうずくまり、丸くなって凍えていた。近くには母親やきょうだいらしき姿は見当たらなかった。
翌日、ケイリーさんが出勤しようとすると、子猫は昨日と同じ場所にうずくまっていた。ケイリーさんとボーイフレンドのマットさんは、迷うことなく子猫を保護することにした…。
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Tiny Abandoned Kitten Asks Woman For Help | The Dodo
子猫は逃げる様子もなく、ただじっとケイリーさんを見つめていた。ケイリーさんたちは子猫を保護すると、病院へと連れて行ったんだ。
診察の結果、子猫には寄生虫がいるほか、病気を抱えていることがわかった。もしかするとそのせいで、元の飼い主に捨てられたのかもしれない。
子猫にまず必要なのは、病気と闘う体力をつけること。ケイリーさんたちによる献身的なケアの結果、数か月後に彼は病を克服して、すっかり元気な子猫になったよ。
ケイリーさんたちは子猫に「モーグリ」という名前をつけた。モーグリにはバンバンという仲良しの猫もできて、外で遊ぶだけでなく、家にも連れてくるようになった。
バンバンは窓辺に来てはモーグリを呼び出し、ふたりは毎日仲良く戯れるように。
当時ケイリーさんは兄弟を亡くしたばかりで、つらい時期を過ごしていたんだそう。モーグリの存在は、ケイリーさんが悲しみを乗り越え、成長するのを助けてくれたんだ。
以来ケイリーさんたちは猫の保護にかかわるようになり、モーグリ以降3匹の保護猫を飼うことに。また、里親としての活動も精力的に行っており、保護猫たちが終の棲家を見つけるまでのひと時を、積極的に提供しているそうだ。
モーグリと猫たちの近況は、Instagramで更新されているので、良かったらぜひ遊びに行ってみてね!
モーグリの家族、ノリ(向かって左)とアイビー(同右)。
written by ruichan
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