
ホラガイという貝をご存じだろうか。合戦の場面で登場したり、山伏が吹いていたりといったイメージで何となく「あれか」と思い浮かべてくれる人もいるかもしれない。
だけど生きているホラガイって、きっとあまりイメージ湧かないよね。実はホラガイには、意外な捕食者としての一面があったんだ。
sponsored links
sponsored links
Pacific triton hunts and eats crown-of-thorns starfish
ホラガイのいる水槽に、オニヒトデを入れてみた。するとホラガイは真っすぐオニヒトデを目指してやって来て…。

おもむろに襲いかかる。

そして長い吻を伸ばし、オニヒトデの身体の裏側にある口に差し込んで、中身を吸い取って食べてしまうのだ。

オニヒトデは猛毒を持っていることで知られているが、ホラガイはまったく気にしていないようだね。そして下の動画は、日本の串本海中公園からのもの。
オニヒトデを食べるホラガイ
オニヒトデの身体の下にある口に、吻を入れているのがおわかりいただけると思う。ちなみに黄色と黒のカラフルな触角の根元にちょこんとついているのが、ホラガイの目なんだそうだよ。

オーストラリアのグレートバリアリーフでは、サンゴを主食にしているオニヒトデのせいで、多くの珊瑚礁が失われつつあるという。オニヒトデの天敵であるホラガイを導入して、その被害を食い止めようという動きもあるようだが、絶対数が少ないため、今のところあまり効果は期待できないようだ。
こちらはオニヒトデの赤ちゃんたち。意外と可愛かったりする。
Crown-of-thorns starfish like you've never seen them before
written by ruichan
▼あわせて読みたい





コメント一覧 (1)
捕食方法がエイリアンだった
マランダー
が
しました