イギリスのノース・ヨークシャーを拠点に、画家・映像作家・写真家として活躍しているロバート・フラーさんは、これまでに何度もオコジョの子を保護しているんだ。
今回はウィスパーとスチュワートという2匹のオコジョの女の子の、保護から野生に返すまでの物語を見てみよう。
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ロバートさんのお宅には、野生のオコジョたちが遊びに訪れる。ある日ロバートさんは、まだ目も開いていないオコジョの赤ちゃんが迷子になっているのを見つけて保護したんだよ。
この赤ちゃんは推定で生後5週間ほど。ロバートさんは小さな赤ちゃんに「ウィスパー」という名前をつけ、ミルクを飲ませて面倒を見た。
ウィスパーはすくすく大きくなって、走り回って遊ぶように。ここでロバートさんには悩みができた。ウィスパーには遊び相手がいないんだ。
通常、オコジョは6~8匹ほどのきょうだいとともに、遊びながらオコジョとしての生き方を学んでいく。だがウィスパーは独りぼっちだ。そこでロバートさんは、ウィスパーと歳の近い、保護オコジョがいないか探すことにした。
ほどなくロバートさんのところへノーフォークから吉報が届いた。とあるご家庭の庭で、オコジョの赤ちゃんが保護されたとのこと。ロバートさんはすぐに車を飛ばして迎えに行った。
ラッキーなことに、この赤ちゃんはウィスパーとほぼ同じ月齢だった。早速ウィスパーと会わせてみたところ、ふたりは30分もしないうちに仲良しに。新しく来た赤ちゃんは女の子だったけど、ロバートさんはスチュワートという名前をつけてあげたんだよ。
ふたりは順調に元気に大きくなって、所狭しと走り回るようになった。家の中のケージはもう狭すぎる。そこでロバートさんは、ふたりのための住空間を用意した。自然の環境に似せた空間には、石の隙間の隠れ場所や池まであって、ふたりはのびのびと過ごせるように。
もちろんロバートさんのゴールは、ふたりを無事に野生に返すことだ。実はこの住空間の下には、アナグマ用にセットしたトンネルがあるんだそう。
ロバートさんはまず、そのトンネルにオコジョを慣れさせることから始め、十分に広い空間を探検したところで、外との境の網を取り払ったんだ。
ウィスパーとスチュワートは、外との垣根がなくなってからも1週間、この住空間をベースに過ごし、その後野生の世界へと帰って行った。ロバートさんはいつか彼らと再会することを楽しみにしているそうだよ。
ロバートさんは自身のYouTubeチャンネルで、彼らが野生に帰るまでをさらに詳しく紹介しているので、興味があったらぜひ見てみてね。
Whisper & Stuart the Stoat Enter the Wild | Rescued & Returned to the Wild | Robert E Fuller
written by ruichan
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オコジョは全生物最かわ候補筆頭
マランダー
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