
観光地としても大人気の、インドネシアのバリ島。だが行ったことのある人は思い当たるかもしれないけれど、バリ島にはたくさんの野良犬がいる。
現地で犬たちの保護活動をしているデイジーさんは、ある日道端でケガをした犬を発見した。彼女はためらうことなく自分の上着を脱ぎ、犬をくるんで連れて帰ったんだ。
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This snappy street puppy just needed some love, and he found that in Desy from Bali Paws.
道端で悲痛な声をあげていた子犬がいた。デイジーさんは自分の上着で彼をくるんで抱き上げると、自身が運営するBali Pawsというシェルターに連れて帰ることに。

子犬には「スナッピー」という名前が付けられた。スナッピーは後ろ足を骨折していたが、ニンゲンには決して気を許そうとしなかった。もしかすると、これまでによほど酷い扱いを受けていたのかもしれない。

だが、デイジーさんたちが彼の手当てをし、辛抱強くたっぷりの愛情を与え続けた結果、スナッピーは自分がもう安全な場所にいること、周りにいるニンゲンたちは信頼できることを理解してくれたようだ。

そして今、すっかり元気になったスナッピーは、本来の甘えん坊でヤンチャな姿を取り戻し、デイジーさんに甘えまくっているよ。

Bali Pawsはデイジーさんと、姉妹のサンティさんが運営しているシェルターだ。他の大きな施設とは違って、スタッフが見つけた野良犬や野良猫たちだけを保護しているんだそう。
寄付ですべてをまかなっている小さな団体としては、身の丈に合ったサポートこそが、活動の継続に必要不可欠ということなのだろう。
Bali Pawsが現在力を入れて取り組んでいるのは、子供たちに犬たちとの付き合い方を教えること。バリ島の野良犬たちの多くは病気を抱えており、危険でやっかいな存在だというイメージが根強いらしい。
「年配の人たちの考え方を変えるのは難しい。だから私たちは、子供たちに犬と共存できる未来を託したいんです」と語るデイジーさんは、保護犬を連れて小学校を訪問する活動を続けている。塗り絵を配ったり犬たちと触れ合ってもらったりして、彼らの意識を変えて行こうとしているんだ。
彼らの活動や保護犬たちの姿は、InstagramやTikTok、YouTubeチャンネルで見られるよ。ぜひ一度訪問してみてね。
written by ruichan
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