先日マランダーで紹介した、耳の聞こえないセラピードッグ、コールを覚えているだろうか
あのコールが、アメリカ動物虐待防止協会から「ドッグ・オブ・ザ・イヤー」という素晴らしい賞を受賞したそうだ。今日はコールのストーリーをもう一度振り返ってみよう。
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Guy Adopts 'Broken' Dog | The Dodo
アメリカのニュージャージー州で、小学校の音楽の先生をしているクリス・ハンナさんは、2017年4月のある日、1匹の耳の聞こえないピットブルをシェルターから引き取った。
障害のある犬を飼うことにもちろん不安はあったけれど、実はクリスさんの甥のケヴィンくんも、コールと同じ障害を持っていた。
初めて会ったとき、コールは真っすぐにクリスさんの目を見つめて、その腕に飛び込んで来たんだ。その瞬間、クリスさんの中で何かがはじけた気がした。ふたりの間には、運命で結ばれたきずなが確かに存在したんだ。
コールはとても賢い犬だった。クリスさんとコールは、ケヴィンくんの助けを借りつつ手話を学んだが、コールは現在約32のサインを理解するんだそう。
そしてクリスさんが勤務する小学校を訪れて、障害について、人と自分が違うことについて、受け入れることや支援することについて、子供たちが学ぶ手助けをするようになったんだ。
さらにコールはセラピードッグの認定を受け、平日は各地の小学校は行き、放課後や休日はホスピスや退役軍人ホームなどを訪れて、ボランティアとしても活動するように。
耳の聞こえないコールにとって、音楽の時間もお昼寝タイム。
コールはクリスさんと一緒に各地へ出かけては、障害や差別について考えるきっかけを与えている。
セラピードッグは、通常は一度に多くても数人のケアをするように訓練されているんだそう。だがコールは文字通り、何百人もの子供たちやお年寄り、病気の人たちを癒し続けているんだ。
そして今年、コールは「子供たちがお互いの違いを受け入れ、勇気と自尊心をはぐくむよう教えて来た」ことが評価され、アメリカ動物虐待防止協会からドッグ・オブ・ザイ・イヤーに選ばれた。
クリスさんとコールの日常的風景は、InstagramやTikTokで日々更新されているよ。ぜひ一度訪問してみてほしい。
@deafcole #duet with @TikTok for Good #LearnOnTikTok #tiktokforgood #tiktokpartner #dog #fypシ ♬ original sound - TikTok for Good
written by ruichan
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