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 今年の3月、インドネシアのバリ島で犬の散歩をしていた女性が、草むらで痩せ細った犬を見つけた。犬はひどく弱っており、自分では歩けないようだった。

 幸いなことに、この犬を発見したのはバリでシェルターを運営しているザビーネ・カウフマンさんだった。彼女はすぐに犬を保護することにしたんだ。
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Watch Her Transform Into A Fluffy Puppy | The Dodo

 愛犬の散歩中に、痩せ細った小さな犬を見つけたザビーネさん。「いったいどうしたの、かわいそうに…!」と声をかけたが、犬はニンゲンを警戒していて、なかなか近くに寄らせてくれない。

 タオルも何も持っていなかったザビーネさんは、根気よく犬をなだめ続け、警戒を解くことに成功。抱き上げて家に連れて帰ったんだよ。

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 自宅でとりあえずの応急処置をし、水を与えてからお医者さんに診せたところ、この犬はひどいヘルニアを患っていて、すぐにでも手術が必要とのこと。

 一週間の入院の後、この犬~「ホープ」と名付けられた~はザビーネさんの義妹クリスタさんによって、献身的な世話を受けることになった。

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 栄養たっぷりのご飯を食べて、清潔な環境で暮らすうちに、ホープはみるみる健康を取り戻して行った。手術から3カ月も経つ頃には、笑顔のステキなわんこに大変身だ。

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 そして手術後4か月を迎えたホープは、ステキなご家庭に引き取られて行った。そこではトーフという名前の兄弟もできて、幸せに暮らしているそうだよ。

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 お医者さんによると、ホープはおそらくは現在4歳のポメラニアンなんだそう。どうやら彼女は悪質なブリーダーのもとで、望まない妊娠・出産を繰り返していたらしい。そしてボロボロになったホープを、ブリーダーは無情にも捨てたのだ。

 現在、第二の犬生をエンジョイしているホープ。ニンゲンへの信頼も取り戻し、新しい家族のもとで、毎日お散歩や抱っこを満喫しているとのことだ。

written by ruichan

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