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 セルビアのハイウェイの路上を走り回る、小さな子犬らしき姿が防犯カメラにとらえられた。このままではいつか車に轢かれてしまうかもしれない。

 だが、行きかう車はどれも子犬たちには目も止めずに走り去っていくようだ。そこで保護団体の男性が、子犬たちを保護するために現場に向かったんだ。

 

 
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Guy Sees Puppies Dumped On Busy Highway | The Dodo

 この動画は2021年の秋に撮影されたものだそうだ。車の行きかうハイウェイを、4匹の子犬らしき姿がちょろちょろと走り回っている。思わずひやりとする瞬間も。

 幸いなことに子犬たちは危険を悟ったのか、道路沿いの茂みの方へと移動してくれたようだ。

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 そこへ到着したのが、Dog Rescue Shelter Mladenovacという保護団体の代表ミラン・ストヤノビッチさん。人懐っこく駆け寄ってくる子犬たちを、無事に全員確保した。

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 お医者さんに診てもらったところ、幸いなことに全員大きなケガなどもなく、健康状態は良好だったようだ。

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 そして現在、子犬たちはそれぞれ温かい家庭に引き取られて、幸せに暮らしているそうなので安心してね。

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 Dog Rescue Shelter Mladenovacは民間の非営利団体で、セルビア全土のストリートアニマルたちの保護活動に、積極的に取り組んでいるんだそうだ。

 彼らがモットーとしているのは、
・網や道具は使わず、必ず腕で抱いて保護する
・国や自治体からの援助は受けない
・スペースを空けるための安楽死はさせない
・どんなに時間がかかっても、終の棲家が見つかるまでは大切に保護する

ことだそう。現在このシェルターには成犬が320匹、子犬が20匹、猫20匹が暮らしているんだそうだよ。

 こちらは施設の前に、ダンボールに入れた子犬たちを捨てていく人。

 ゴミ捨て場に放置されていた子犬たち。

 保護されているのは犬だけじゃない。たくさんの保護猫たちもここで暮らしている。

 とはいえ、国の援助を受けず、善意の寄付のみに依存しているために、シェルターの「ドアを開け続けておく」のは並大抵の苦労ではないとのこと。現在はミランさんを含めスタッフ2人とボランティアで全ての世話を賄っているそうだ。

 こちらは動物たちの食事を用意している様子。厳寒の時期には特に重労働だ。

Please help our shelter to provide food for 350 rescued pets. Please share.

 セルビアでは特に、路上に犬や猫を捨てていく人が後を絶たないんだそうだ。2009年まで、セルビアの政府はそういったストリートアニマルたちを、すべて殺処分していたらしい。

 それもあって、ミランさんにとって国や自治体は信頼できる機関ではなかったんだ。ミランさんがこの活動を続けているのは、そこには「希望」があるからだそう。

「施設にとって、そして動物たちにとって、より良い未来が訪れる希望があるからこそ、続けられるんです。毎日誰かがやって来て、動物たちを温かい家に連れ帰ってくれるという希望もあります。少額でも寄付を続けてくれる人がいるのも、私たちにとっては大きな希望なんです」

 FacebookInstagram、そしてYouTubeにコメントをもらえるだけでも、希望に繋がる嬉しいことなんだそうだ。良ければみんなもぜひ、コメントを残しに行ってあげてほしい。

written by ruichan

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