
高い木や電柱に登って降りれなくなってしまう猫は、世界中で後を絶たないようだ。マランダーでもアメリカのCANOPY CAT RESCUE(CCR)など、そんな猫たちを救出する活動を紹介してきているわけだが。
今回はロシアから、単に猫を抱いて助け下ろすのではなく、猫たち自身に「下り方」を教えようとする救助者の姿をご紹介しよう。
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Фред смог
この映像は、ロシアのグラノフシチナで撮影されたものらしい。フレッドという名前の猫が、電柱のてっぺんから降りられなくなってしまったんだ。
そこで駆けつけたのが、普段は樹木栽培を生業としているヴォーヴァことウラジーミル・バセチキンさん。

早速木登りのスキルを駆使して、フレッドのところへ。だがヴォーヴァさんがほかの救助者と違っているのは、単に猫を抱っこしたり袋などに入れたりして救出するのではなく、猫自身が自分の足で下に下りられるよう「指導」する点にある。
「いいかい、この足はここ、次にこの足をここ、それからここ!」と、手取り足取り順番を教えていくよ。

最初は高さもあっておびえていたフレッドだが、ある程度のところまで下りてまで来ると自信がついたのか、自分で下に下り始めた!

もう大丈夫! 下で待っている飼い主さんのところまであと一歩だ!

もちろん、すべての猫がちゃんと自分で降りられるようになるわけではなく、最後までレッスンが続くこともある。こちらのハックという名前の猫は、もう少し苦労したみたいだ。
Тренинг Гека – опять учу котика спускаться с высоты самостоятельно
ヴォーヴァさんは、普段はイルクーツクで仕事をしているんだそうだが、「猫を助けて!」という要請があると、半径100㎞圏内なら気軽に駆けつけるんだそう。
今はどっちが本業だかわからなくなるくらい「猫助け」の依頼も増えたため、YouTubeチャンネルを分離するまでになったんだそうだ。
巷の猫さんたち、ヴォーヴァさんが本業に専念できるよう、ぜひちゃんと下りられるかを考えてから木や電柱の上っていただきたいものである。
written by ruichan
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