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 酷暑が続いたこの三連休。みんなはどう過ごしていたのかな? 今回は暑さにげんなりしているお友だちにもちょっと涼んでもらいたくって、海の中からの映像をお届けしようと思うんだ。

 アメリカのカリフォルニア州にあるモントレーベイ水族館に併設されている、モントレーベイ水族館研究所(MBARI)の探査艇によって撮影された、不思議で美しいクダクラゲたちの姿を集めてみたよ。

 動画にカーソルを当てると、英名・学名、発見された深さが表示されるので、興味のあるお友だちはそちらも併せて楽しんでほしい。
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Jelly-like siphonophores astound with their breathtaking beauty

1. Erenna richardi アワハダクラゲ科
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2. Marrus claudanielis ヨウラククラゲ科ヒノオビクラゲ属
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3. Apolemia rubriversa ケムシクラゲ科ケムシクラゲ属
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4. Apolemia lanosa ケムシクラゲ科ケムシクラゲ属
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5. Chuniphyes moserae フタツタイノウクラゲ科オネワカレクラゲ属
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6. Bathyphysa conifera ボウズニラ科マガタマニラ属「スパゲッティモンスター」
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7. Apolemia sp.ケムシクラゲケムシクラゲ属
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8. Resomia dunni ナンキョクオオミミクラゲ科
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9. Stephanomia amphytridis オオダイダイクダクラゲ科
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10. Nanomia sp. ヨウラククラゲ科ナガヨウラククラゲ属「シダレザクラクラゲ」
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 クダクラゲというのは「刺胞動物門ヒドロ虫綱クダクラゲ目」に属する生き物たちを指す言葉で、クラゲと名前はついているが、いわゆるみんなが想像するクラゲとは全く違った生き物なんだそう。

 簡単に言うと、たくさんの「個虫」が集まって形づくられた「群体」が、まるで一つの生き物のように機能して生活しているんだ。あのカツオノエボシも、このクダクラゲの仲間なんだって。

 なお、6番の「スパゲッティモンスター」、7番のひも状のクラゲについては、以前カラパイアでも特集しているので、良かったらこちらもぜひ見てね。





 カラパイアで取り上げたのはオーストラリアで撮影されたものだが、今回紹介している映像はモントレーベイにある海底谷モントレーキャニオンで見つかったものだそうだ。世界中の海には、まだまだ我々の想像も及ばない生き物が潜んでいるに違いない。

 すべての謎が解き明かされてしまうのもロマンがないと思うんだけど、新たな発見や出会いにはワクワクせずにはいられないよね。

written by ruichan

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