
カラスはとても賢い生き物であり、人にもよく懐くことで知られている。今回はオーストラリアで保護されたカラスの子が、育ててくれた動物のお医者さんに懐きまくっている映像を紹介しよう。
とぼけた表情と鳴き声がまた可愛いので、ぜひ音声も楽しんでね。
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Raven raised by human acts like dog
オーストラリアのゴールドコーストで獣医をしているリネットさんのところに、ある日栄養失調になったカラスの子を連れて来た男性がいた。彼女は男性にその子を安全な場所に戻し、親が戻って来るか様子を見るようにアドバイスした。
だが残念なことに、親が姿を見せることはなかった。そこでリネットさんは、このカラスの子にウォルターという名前をつけ、彼が飛べるようになるまで面倒を見る決心をした。

ウォルターはなかなかうまく飛べるようにならなかったが、床を走り回ってどこにでも行く。リネットさんは2匹の犬を飼っているんだけれど、そのうちの1匹マウスさんと非常に仲が良くなって、いっしょに裏庭で遊び回るようになったんだ。
ただしもう1匹の犬とは、いまだに側にも寄らないくらいの距離感だとか。

ウォルターがある程度飛べるようになった時、リネットさんは彼を野生に戻す決心をした。だがウォルターは遠くへ行くことを拒否。毎日リネットさんの庭で過ごすように。
夜になるとケージの中で眠り、早朝にリネットさんを叩き起こしに来る。寝室にリネットさんの姿が見えないときは、とにかく探し回って呼びに来る。どこにいても、ウォルターからは逃れられない。

もしかしたらウォルターは、自分のことを犬だと思っているのかも。他のカラスたちと交流するつもりはないみたいだし、取って来い!遊びが大好きだし。

他の多くのカラスたちと同様に、ウォルターもいろいろ頂戴していくのが得意だ。食べ物はもちろん、サンダルなんかも持っていかれちゃう。
そして逆に、プレゼントも届けてくれるんだ。それは石ころだったり木の皮だったり。リネットさんは「どうせならお金を持ってきてくれればいいのに」と冗談で旦那さんと話していたんだって。
でも、ウォルターの行動範囲はリネットさんの敷地界隈。お金を持って来るとしても、それは多分リネットさんのところから取って行ったお金に違いないということに気づいたそうだよ。

リネットさんのお宅は海岸沿いの広い敷地にあって、半分野生・半分居候烏として、ウォルターは今の生活を満喫しているようだ。
いつかはウォルターがパートナーを見つけ、家族を持つことを願っているリネットさん。だがその反面、子供を連れたウォルターが一家総出で毎朝起こしに来ることを想像すると、今のままで十分かな、とちょっぴり思ったりもするそうだよ。
written by ruichan
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