
野生の王国は弱肉強食。一瞬の油断が命の危険につながる世界である。南アフリカのクルーガー国立公園で、ヒョウの目の前に不用意に進み出てしまった鳥のヒナがいた。絶体絶命のシチュエーションで、次に何が起こったのか…? 早速映像を見てみよう。
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Innocent Baby Bird Walks up to Leopard - Crazy Ending
クルーガー国立公園内にあるセロンデラ・ロッジのガイド、ベンジー・ソルムスさんは、サファリツアーの途中で1頭の雌のヒョウを見つけて撮影を開始した。
しばらくすると、突然ガチョウと思われる鳥のヒナがとことこと走って来て、ヒョウの目の前に飛び出したんだ。

もちろん、ヒョウがこの機会を逃すわけがない。ヒナはツアーの車の下に隠れるなどしてヒョウから逃れようとしたが、そこは経験の差か、結局何もない場所に飛び出してしまい、あっけなくヒョウに捕まってしまう。

ヒナを咥えて歩き出すヒョウ。この時点ではまだ足をパタパタ動かしていたヒナだったが、地面に置かれたときにはもう動かなくなっていた。

撮影者さんたちの誰もが、ヒナの命は失われしまったと思ったその瞬間、奇跡が起こった。なんと、ヒナが突然立ち上がって、猛スピードで走り出したのだ!

ボーゼンとその後姿を見送るヒョウ。あまりのことに、追いかけるタイミングを失ってしまったみたいだね。
動画には写っていないけれど、実はこの後、ヒナはもう一度捕まってしまったんだそう。そしてヒョウは獲物を咥えて木に登ったんだけど、何かの拍子にヒナを木から落としてしまった。その時点でもう、ぐったりと動かなかったヒナを見て、ヒョウはすぐには動かなかった。
だけどなんということでしょう! ヒナはもう一度死んだふりをしていたらしいんだ。ヒョウが来ないと悟るや否や、再び立ち上がって今度こそ茂みの中に無事に逃げ込んだんだそうだよ。
死んだふりをして天敵から逃れるのは、野生の世界ではままあることらしい。マランダーでも以前こんなシーンを紹介したことがあったよね。
もちろん、毎回うまくいくとは限らないし、きっと失敗することの方が多いのかもしれない。今回のヒナは2回も成功したらしいので、よっぽど運に恵まれていたんだろうね。
written by ruichan
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コメント一覧 (4)
そうしなかったのはそもそも捕食のためではなかった?という素人考え
マランダー
が
しました
遊びの一種に見える
マランダー
が
しました
ちょろちょろ動いてる物はとりあえず捕まえてみると言うのはネコ科の習性ですね
マランダー
が
しました
少なくとも血が出てるようには見えないし、噛んでると言うより子猫の首を咥えてるように見えるし
まあ真相は分からんけど
マランダー
が
しました