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 高い木の幹にある洞に、アライグマの赤ちゃんたちが取り残されている? 親を交通事故で失ってから数日。このままでは赤ちゃんたちの命が危ない! 彼らを助けるために、ご近所の皆さんが協力して救出作戦が実行された。
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Neighbors Come Together To Save Stranded Baby Raccoons | The Dodo

 この5匹の赤ちゃんたちは既に最低でも4日間、飲まず食わずでこの洞のなかで助けを求め続けている。その様子に心を痛めたスィキさんは、近所の工事現場の人たちに助けを求めた。梯子があれば赤ちゃんたちを救出できるのでは?

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 だが木が高すぎて、彼らのハシゴは届かなかった。そこで、次に助けを求めたのは樹医として活躍しているスチュアートさん。さすが木のプロである。彼は専門的なスキルを駆使して赤ちゃんたちの救出に成功した。

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 だが次が難関だった。オンタリオ州にある野生動物の保護施設に彼らの保護を要請したのだが、赤ちゃんたちを受け入れてくれる施設がなかなか見つからなかったのだ。

 そこでスィキさんは覚悟を決めた。施設が見つかるまでの間、赤ちゃんたちの里親になろう。お腹を空かせていた赤ちゃんたちにミルクを与え、暖かい寝床を提供する。

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 赤ちゃんたちはスィキさんとそのパートナーに懐きまくり。いつもどこでもご覧の通り、身体によじ登りしがみついて離れないんだよ。

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 やがてようやく、1つのサンクチュアリが赤ちゃんたちの受け入れに同意してくれた。

 1週間後、様子を見に訪れたスィキさんが目にしたのは、広々とした敷地を自由に元気に駆け回る赤ちゃんたちの姿だったんだよ。

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 スィキさんはもちろん、アライグマの赤ちゃんたちを育てた経験など皆無だった。だが救出作戦に協力してくれた人たちが、いろいろな情報を集めてくれたり様子を見に来てくれたりと、親身になってサポートしてくれたんだそうだ。

 親を失ってしまったのは悲劇だったけれど、スィキさんや他のステキな人たちのおかげで、この赤ちゃんたちはきっと幸せに暮らしていけることだろう。本当にありがとうね!

written by ruichan

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