南アフリカのクルーガー国立公園に隣接するサービ・サンド自然保護区で、サファリツアーの一行がヒョウとライオンとの間に起きた獲物の争奪戦を目撃した。木の上で対峙するプレデターたち。いつまでも続くかに思われた緊迫する時間を終わらせたのは、あの巨大な生き物だったんだ。
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Elephants Save Leopard From Lions in Tree
ツアーガイドのFJ・マメスさんは、仲間からの無線で雄のヒョウがいるという連絡を受け、現地へとツアー客を連れて向かった。さらにそのヒョウがインパラの狩りに成功したとの続報が。
現場へ着いてみると、そこには2頭の雌ライオンがいて、ヒョウが仕留めたインパラを狙っていたのだ。
ライオンから獲物を守るために、インパラを咥えたまま木の上に登るヒョウ。雌ライオンの片方が、ヒョウを追いかけて木に登る。
ヒョウは木のてっぺんに追い詰められて、獲物を落としてしまった。もう一頭の雌ライオンが、落ちてきたインパラを咥えて持ち去ってしまう。
ヒョウは悔しいだろうがどうしようもない。木の上では、ヒョウとライオンとの攻防が続いている。
するとそこへ、アフリカゾウの群れが近づいてきた。彼らにとってライオンは目障りな敵である。威嚇しながら走り寄って来るゾウの群れに臆したのか、ライオンは慌てて木から降りて逃げ去って行った。
さすがの百獣の王ライオンも、一頭ではアフリカゾウの群れに勝ち目はない。獲物もゲットしたことだし、ここは逃げるが勝ちと判断したのだろう。獲物を奪われ、木の根元にはゾウの群れ。今回踏んだり蹴ったりだったのは、木の上に取り残されたヒョウだったのかもしれない。
written by ruichan
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