南アフリカで野生動物をはじめとした生き物たちの保護活動をしているAll Hearts Foundationに、1頭のオスの狼が保護された。だが彼は保護施設の中でパートナーを待ち続け、毎日夕方になると遠吠えを始める。
彼が保護されてから1週間後、狼らしき生き物が地元の住民のカメラにとらえられた。そしてその生き物が罠にかかったという連絡が…。果たして彼のパートナーなのか?
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Rescue Wolf Kept Crying For His Mate...❤️ | The Dodo
仲間を求めて毎夜遠吠えをする保護狼
人懐っこい保護狼。だが彼は毎日夕方になると、パートナーを呼んで遠吠えを始める。狼は群れで生きる動物だ。大切な伴侶を必死に待ち続ける彼の姿を見ると、施設の創設者であるレキシ―・オースティンさんの胸も張り裂けそうになる。
だが1週間後、地元の住人が狼らしき生き物をカメラに収めたとの連絡があった。その写真だけでは犬か狼かの判断はできなかったのだが、やがてその生き物が罠にかかった姿が送られて来た。間違いなく狼だ!
パートナーは子育て中だった!
すぐに現地へ向かったレキシーさんと夫のロニーさんは、そのメスの狼が今施設にいるオスのパートナーであることを確信した。だがここで問題が発生。なんとこの狼は明らかに授乳中だったんだ。
子供がいるなら、それを放置しておくわけにはいかない。レキシーさんはやむなく狼の首にGPSをつけて、一度放すことにした。
子供たちは保護したものの、母狼は再び行方不明に
数日後の早朝、レキシーさんたちはGPSが示した場所へと車を走らせた。そこには可愛い赤ちゃんたちが! だが赤ちゃんたちを保護している間に、母狼はGPSを外してどこかへ消え去ってしまったんだよ。
レキシーさんたちは罠を仕掛け直し、母狼がかかるのを辛抱強く待つしかなかった。子供たちは施設ですくすく育っていたが、彼らには母親が必要だし、先に保護されたオスにとってもパートナーは必要だ。
忍耐強く罠を仕掛け続けた結果、家族は無事再会できた
そしてある朝、奇跡が起こった。母狼が罠にかかったとの知らせが届いたのだ! すぐに引き取りに向かった彼らによって、別れ別れになっていた家族は再び一つになることができた。
子供たちのニオイを確認する母狼。パートナーも嬉しそうだ。
それから半年が経った現在、彼らは何の心配もなく、保護施設の広い敷地内で幸せに暮らしているそうだよ。
安易に飼われ、捨てられる動物たちを救うために
南アフリカでは狼をはじめとした動物を安易にペットとして購入し、飼いきれなくなると野に放ってしまうケースが後を絶たないんだそうだ。
レキシーさんたちはそんな野生動物たち、そして時には困っているニンゲンたちにも救いの手を差し伸べているんだそうだよ。
下の動画ではレキシーさんが、施設の敷地を案内してくれているので、良かったらぜひこちらの映像も見てみてほしい。
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written by ruichan
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