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 フランスのシャマリエールという街で、一人の少年が路上に落ちていたコウモリの赤ちゃんを発見した。すぐに野生生物保護センターに運ばれたが、赤ちゃんはほとんど動くこともできなかった……。
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Teenager Gets To Release Wild Baby Bat Months After Saving His Life | The Dodo

 コウモリの赤ちゃんにとって、気温など環境の変化は大敵である。赤ちゃん~バーナビーと名付けられた~を保護したPanse-Bêtesのマリーロー・チリー医師によると、どうやらバーナビーは熱中症にかかって、棲み処から落ちてしまったらしい。

 すぐにバーナビーのために昼夜を問わずケアをする体制がとられ、3時間おきの授乳が行われた。

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 幸いなことに、バーナビーには食べて生き抜こうとする意欲があった。やがてバーナビーは元気に動き回るようになり、保護されてから1か月が過ぎるころ、他の4匹の保護コウモリたちと一緒に生活することに。

 仲間たちと固まって一緒に過ごすことで、彼らは上手に足でぶら下がることを学んでいくんだそう。

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 そして46日目。バーナビーは羽を広げることができるようになった! 後は飛び方を覚えるだけ。野生に帰る日も近い。

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 そして60日目。保護されたときにはわずか1.52gしかなかった体重も、最後に計ったときには5.07gに。

 すっかり元気になったバーナビーは、保護してくれた少年、ピエリックくん自身の手で野生の世界に帰ることになった。
 
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 保護されたときには、もうダメか…と思うほどぐったりとしていたバーナビー。この日元気に羽ばたいて飛び回るバーナビーの姿に、マリールーさんもピエリックくんも、思わず目を潤ませていたよ。

written by ruichan

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