
生きとし生けるものはいずれ歳を取る。昨日までできたことができなくなったり、思うように身体が動かなくなったり。そんなとき、一番つらいのは「孤独」なのではないだろうか。
イギリスのロンドンで暮らす86歳のジョンさんは、娘さんから譲られたポメラニアンのドリーと暮らしている。ステキな相棒との生活は、ジョンさんの毎日にたくさんのハッピネスをもたらしてくれているようだ。
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86-year-old man and his dog are soulmates
愛犬がいれば高齢の父親も寂しくないのでは?
ジョンさんの娘のケイティーさんがドリーを引き取ったのは、2019年12月のことだった。ドリーはバックヤード・ブリーダー、つまり正式なブリーダーではない業者のもとから保護されて来た保護犬だったんだ。
そして2021年の6月、父親のジョンさんが、ケイティさん隣のアパートに引っ越してくることになった。高齢の父親を心配したケイティさんが呼び寄せたのだが、近所にいるとは言えケイティさんも昼間は仕事で留守になる。
そこでケイティさんは、ドリーを父親に譲ることにした。いっしょに暮らす相棒がいればジョンさんも寂しくないし、良い刺激になるのではないかと思ったからだ。

まるでソウルメイトのように強い絆で結ばれたふたり
実際、このふたりの相性は抜群だった。もともとしっかり者だったジョンさんは、ドリーの世話を完璧にこなし、1人暮らしのストレスからも解放された。
実はジョンさんは軽い認知症を患っており、家にこもりがちだったのだが、ドリーの散歩のために毎日外に出るようになったんだ。
ドリーを連れてハイドパークやプリムローズヒルなど、ロンドン各地の公園に散歩に出かける日々。

ダンディで笑顔のステキなおじいちゃんに
時々ドリーは「もう歩かない」と駄々をこねる。するとジョンさんは嬉しそうに、ドリーを抱っこして散歩を続けるのだ。

ドリーを置いて出かけたくないジョンさんと、ひとりで留守番をしたくないドリー。レストランや床屋さんなどドリーの入店を許してくれるお店には、必ずいっしょにお出かけするそうだよ。
そしてジョンさんは、すっかりオシャレでダンディなおじいちゃんになった。

辛かった毎日が一変!愛犬とのハッピーライフを満喫
実はここ数年、ジョンさんにとっては辛い日々が続いていた。友人や兄弟たちには先立たれ、パンデミックの影響でパートナーとの別れも余儀なくされた。すっかり落ち込んでいたジョンさんだが、ドリーのおかげで再び笑顔を取り戻したんだよ。
いっしょに暮らしていくうちに、切っても切れない絆で結ばれて行ったジョンさんとドリー。今ではドリーは、ケイティさんが飼っている犬がジョンさんに抱っこされたりしていると、思い切り焼きもちを焼くんだそうだ。
ジョンさんとドリーのお話は、InstagramやTikTokで随時更新されているよ。ぜひとも遊びに行ってみてほしい。
written by ruichan
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