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 アメリカのテキサス州ヒューストンにお住いのサミー・マロイさんは、ある日道端にハチドリのヒナが落ちているのに気づいた。まだ飛べないヒナを保護し、家に連れ帰ったサミーさん。その日から彼の奮闘が始まったんだよ。
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 家に連れて帰ったものの、サミーさんの自宅には鳥を飼う用意はなかった。そこでとっさに、アイスキャンデーの棒でまり木を作ってあげたんだって。

 しかしまだこのヒナは飛ぶことができない。自分で飛んで食べ物を得られるようになるまで、サミーさんはヒナの面倒を見る決心をした。

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 やがて元気になったヒナは、羽ばたく練習をするように。とはいえ一朝一夕にはいかない。サミーさんはこのヒナに「フリット」という名前をつけて、辛抱強く励まし続けたんだよ。

「モチベーションを上げるにはご褒美を上げるのが一番!」と考えたサミーさんは、美味しいシロップでフリットのモチベを上げることにした。この作戦は大成功。フリットはシリンジに入ったシロップ目指して、少しずつ長く飛べるようになっていった。

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 次の課題は、野生でも生きていけるようにすること。この時点でフリットは、サミーさんの身長よりも高い場所に行こうとしなかったんだそう。

 そこで部屋に木の枝を設置し、それ以外にフリットが羽を休められる場所がない環境を作った。シロップを入れたフリンジは赤い紙で包み、自然界で花を見つければ美味しいご飯があると学べるようにした。

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 やがてすっかり元気になったフリットの別れの時が来た。最後のご飯を食べた後、フリットは大きな木に向かって真っすぐに飛び立っていったよ。

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 現在サミーさんは、フリットの話を絵本にしようと計画しているんだそう。どんな絵本ができるのか楽しみだよね。

written by ruichan

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