インド西北部の街ウダイプルで、ストリートアニマルたちの保護活動に精力的に取り組んでいる、Animal Aidのスタッフたち。
今日彼らのもとに届いた通報は、交通事故に遭って動けなくなった子犬がいるというものだった。早速現場に駆け付けたスタッフたちが見たものは…。
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After 2 months of healing, brain injured puppy will heal your heart.
昨年の11月のこと。交通事故に遭った子犬を見つけた近所の人からの通報を受けて、早速駆けつけたスタッフたち。
だがスタッフが抱き上げると、そのまま子犬は崩れ落ちた。どうやら頭を打っているようだ。
不幸中の幸いで、身体に骨折など大きなケガは見つからなかった。医師は脳の腫れを抑える薬を投与。あとは点滴をしながら、薬が効くことを祈るしかなかった。
数日後、子犬は意識を取り戻し、サポートを受けながらも自力で食べられるようになり、立ち上がって歩けるようになった。
だが脳の損傷の影響か、子犬は方向感覚が定まらず、いつも同じところをぐるぐると回ることしかできなかったんだ。
だが今年に入って、子犬は見違えるように元気になり、オモチャで遊べるまでに回復した。
そして3月、子犬はもう輪を描いて動くこともなくなった。毎日仲間の犬たちとじゃれ合ったり、スタッフたちに甘えまくったり。
子犬にはヒンディー語で「心」を意味するディルをもじって、「ディリー」と言う名前がつけられた。
一時は回復が危ぶまれたほどひどい状態だったディリーだけれど、スタッフや医師の献身、そして何より、最初に通報してくれた近所の人の機転によって、彼女は命拾いをし、ステキな犬生を送れるようになったんだ。
毎回思うが、「困ってる動物を見つけたらAnimal Aidへ」通報するという意識が、ウダイプルの市民の間に根付いたのは本当に素晴らしいことだと思う。
インドではパンデミックも明け、たくさんのボランティアたちもAnimal Aidの現場で働いているよ。彼らの献身には本当に感謝したいと思うよ。
written by ruichan
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