
南米大陸に生息するピグミーマーモセットは、世界で2番めに小さな猿の仲間である。体長は12~16㎝、尻尾まで入れても17~23㎝という小ささだ。
10年前、アメリカ・フロリダ州にある希少種保存財団(RSCF)では、生まれつき耳が聞こえなかったために、親に育児放棄されたピグミーマーモセットの赤ちゃんを保護したんだ。
今回、当時の映像が海外のSNSで話題になっていたので、マランダーでも紹介するよ。赤ちゃんのキュートさは尋常じゃないので覚悟しておいてね。
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World Meet NINITA. Our New Baby Pygmy Marmoset!
「ニニータ」と名付けられたこのピグミーマーモセットは、生まれつき耳が聞こえないという障害を持っていた。でも、そんな障害があることを全く意識させないくらい、くるくると元気に遊び回っているよ。

親に育児放棄され、ニンゲンの手で育てられたニニータには、ニンゲンへの警戒心は全くない。ミルクタイムには飼育員さんを真剣な瞳で見つめていたよ。

ニニータが好きなのはご飯タイムと木登り(ニンゲン登り)タイム。そしてもう一つ、歯ブラシでブラッシングしてもらうこと! この3つは赤ちゃんの頃から変わらないお気に入りなんだ。

長らく「世界最小の猿」と言われて来たピグミーマーモセットだが、1998年にマダガスカルで「ピグミーネズミキツネザル」というさらに小さいお猿さんが発見されて、現在では2番目に小さい猿ということに。
こちらがピグミーネズミキツネザルだ。
とはいえ、ピグミーマーモセットの可愛さには変わりはない。あまりの可愛さゆえにペットとして人気を呼んでしまい、それが生息数激減の一因ともなっているんだ。

RSCFにはピグミーマーモセットをはじめとした猿の仲間や、ボンゴというレイヨウの仲間など、数々の希少種たちが保護され、仲良く暮らしている。興味のあるお友だちは、InstagramやTikTokをぜひ訪ねてみ欲しい。
written by ruichan
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