ヒーローという名前の保護犬は、引き取られた先でひとつだけどうしてもやりたくないことがあった。それはお散歩に行くこと。
そりゃあニンゲンだって、アウトドア派もいればインドア派もいる。でもお散歩がキライなわんこもいるんだね。というわけで、今回ご紹介するのは、究極のインドア派わんこだよ。
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This dog lived with homeless person. Now he hates doing this one thing.
ヒーローはもともと、ホームレスと一緒に暮らしていた犬だった。だがそのホームレスはこれ以上愛犬の世話をしきれないと思い、ヒーローを保護団体にゆだねたんだ。
そんなヒーローと運命の出会いをしたのが、カナダのブリティッシュコロンビア州で暮らすサラさんご夫妻。サラさんは以前、地元のホームレスのために働いていたこともあって、ヒーローとは特別なきずなを感じたんだそうだ。
ヒーローに一目ぼれしたサラさんだったが、家族の一員として迎えるには、もちろんご主人の同意が欠かせない。恐る恐る「ヒーローのことどう思う?」と切り出してみたところ、「きっとうちにピッタリの犬だよ!」と、拍子抜けするような答えが返って来た。
実はご主人の方もヒーローに心を奪われていて、サラさんがどう思うか気にしていたんだそう。
そんなわけで、サラさんの家にやって来たヒーローだったが、彼には一つだけ嫌いなことがあった。それは外に出かけること。
その理由について、「きっとホームレスと暮らしていた間、ずっと外にいたからじゃないかしら」とサラさんは推測する。とにかく家の外に行くのはイヤ、身体を動かすのも苦手。ヒーローは立派なインドアぐうたらわんこだったんだ。
だがそれを差し引いても、ヒーローはとても賢く、思いやりにあふれた犬だった。ある日サラさんは仕事で辛いことがあり、帰宅するなり廊下に突っ伏して泣いてしまったことがあったそう。
するとヒーローは、そんなサラさんのところにバスマットを持ってきてくれたって。何か怖いことがあると、ヒーローはいつもバスマットのところに行く。バスマットはヒーローにとって、「安心できる場所」なんだよ。
ヒーローがサラさんの家に来てから6年が過ぎた。その間、いいことも辛いこともあったけれど、ヒーローはいつもサラさんたちを癒してくれた。そして今では、彼はなくてはならない、大切な家族の一員になったんだよ。
ヒーローとサラさんたちのエブリディライフは、Instagramで公開中だ。ぜひ一度遊びに行ってみてね!
written by ruichan
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