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 リクガメの中でも最大級の巨体を誇るのが、ガラパゴス諸島に生息している「ガラパゴスゾウガメ」である。

 今回、現地の草むらにカメラをセットした結果、自然な環境で歩き回る彼らの姿の撮影に成功した。早速その映像を見てみよう。
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Giant Galápagos tortoise provides up-close footage of its underbelly

 草むらの向こうからのっしのっしと歩いて来るガラパゴスゾウガメ。どうやらカメラの存在には気がついていないようだ。

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 そのまま、カメラの真上を進んでいく。お腹側が凹んでいることから、この個体はオスだと思われる。交尾の際、オスはメスの甲羅の上に乗るから、こんな形になっているんだね。

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 別の場所に設置したカメラの方にも1頭やって来たよ。こちらはニアミスコースかな。
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 と思ったら、本当にニアミス! すれ違いざまにカメラを蹴飛ばして、自分の後ろ姿を撮影できるようにしてくれちゃったよ!

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 ガラパゴスゾウガメは、住んでいる島によってその形や甲羅の形が違うのが特徴だ。かのダーウィンがそれに目をつけたことが、後に自然選択説を提唱する際の拠り所にもなったらしい。

 甲羅の形は大きく分けるとドーム型・くら(鞍)型・中間型の3つに分類できるそうだよ。下草の多い場所で暮らすものは、草をかき分けて歩きやすいようにドーム型。ウチワサボテンのように背の高い食べ物を食べる環境では、首を持ち上げやすいくら型、といった具合なんだそうだ。

 また、「亀は万年」とも言われるように、長生きすることでも有名。100歳を超えるのは当たり前で、なかには130歳、いや推定で175まで生きたと言われるハリエットというガラパゴスゾウガメの仲間もいる。

 今回撮影されたゾウガメたちも、もしかしたら我々よりもずっと先輩なのかもしれないね。

written by ruichan

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