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「一番足の速い動物」チーターは、実は現在絶滅危惧種に分類されており、世界での生息数は合計で7,100頭ほどだという。生まれた子供の生存率は3割程度と言われ、時には9割を超す子供たちがライオンなどに襲われて命を落とす年もあったとか。

 そんな中、南アフリカ共和国のオウツフルンにあるCango Wildlife Ranchではチーター保護財団による繁殖プログラムに取り組んでおり、子供の生存率を9割に引き上げることに成功した。
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Christmas Came Early For Cango Wildlife Ranch And Conservation Centre, Again!

 2022年10月。5歳のチーターのサンサは、スタッフに見守られながら出産の時を迎えようとしている。破水が起こり、まず1匹目の子供が生まれた。

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 その1匹目をサンサが舐めてキレイにしている間に、2番目の子が生まれ、次々と4匹の子供が誕生した。全員の身体をキレイにして授乳を始めたところで、なんと最後の1匹が姿を現した。

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 今回サンサの産んだ子供たちは合計5匹。大役を終えたサンサが喉を潤しに行っている間、子供たちは寄り添って母親を待つ。

 野生の世界では、この間に他の捕食者に狙われることも多いのだろう。サンサはこの時出産に立ち会っていたスタッフのリエットさんを非常に信頼しており、彼女に子供たちを託して水を飲みに行ったようだ。

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 すぐに戻ってきたサンサは、もう子供たちの傍を片時も離れることなく育児に没頭。一瞬でも目を離したら、自然界では命取りにもなりかねないのだ。

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 ちなみにこの時生まれたサンサの子供たちは、男の子2匹と女の子3匹。その後すくすくと成長しており、それぞれに個性豊かな子チーターに育っているそうだよ。

written by ruichan

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