電線は危ないから触っちゃダメ! ニンゲンなら少なくとも、子供のころから危険だという認識をしっかり教わってきているはず。
だが動物たちにとって、電線はただの便利な通路だったりするのかもしれない。今回は送電線のケーブルで昼寝を始めてしまったコアリクイの救出作戦を紹介しよう。
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Anteater Rescued From Power Line | The Dodo
コスタリカのホテルから、保護団体に通報が入った。「コアリクイが送電線に登っている!」それを聞いたスタッフは、急いで現場に駆け付けた。これまでに何度も、感電死した野生動物たちを見てきたからだ。
送電線の保護カバーの上で、ピクリとも動かなくなったコアリクイ。もしや死んでいるのでは?と、不吉な予感がスタッフの胸をよぎる。
やがて電力会社も到着し、ホットスティック(絶縁操作棒)でコアリクイの救出作戦スタート! どうやらコアリクイは昼寝をしていただけらしい。
息がとまりそうな緊張感が走る中、無事にコアリクイを送電線から降ろすことには成功した。
しかしコアリクイは、今度は普通の電線を伝って逃げようとする。これでは命がいくつあっても足りないよ。
もう一度救出作戦を行って、なんとかコアリクイの身柄を確保することに成功。
電線も電柱もない森の中へと連れて行き、そこで無事解放した。
野生の鳥や猿たちが電線に乗っても感電しない光景を見て、「平気じゃん?」と思っている人もいるかもしれない。だが、現実には感電して、最悪の場合いのちを落とす動物たちは後を絶たないのだそうだ。
アメリカなどでは感電して燃えながら電線から落ちた鳥が原因で、山火事が発生した事例も多いんだとか。今回のコアリクイさん、もう二度と電線に近づかないようにしてもらいたいものである。
もちろん良い子のお友だちは、絶対に電線に触っちゃダメなんだよ!
written by ruichan
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