ザトウクジラは成長すれば、全長が10~15mにもなる巨大な海の哺乳類である。その赤ちゃんはクジラにとってはベビーサイズでも、ニンゲンにとってみたらかなりの大きさだ。
今日はそんなクジラの赤ちゃんとしばらくの間一緒に泳ぐという、幸運に出会った際の映像を目に架けよう。
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Baby humpback whale puts on acrobatic show for thrilled swimmers
青い海でシュノーケリングを楽しんでいた一行のところへ、クジラの赤ちゃんが近づいてきたよ。
くるくると回ったり、あお向けになったりと、なかなかのスイミング・スキルを見せてくれる。
子供らしく、「すごいでしょ!」ってニンゲンに見せつけに来たのかな。
この時、子クジラは3頭の音なのクジラたちに見守られていたんだそう。撮影者さんたちがそばに来ても、親たちは警戒する様子はなかったそうだが、「ニンゲンは危険じゃない」と思ってくれていたんだろうか。
ザトウクジラにメスは、2年ごとに妊娠し、11か月の妊娠期間を経て出産する。その際、温かいトンガの海へと移動して来るのだが、この海域は世界でも珍しくシャチのいない海として知られているんだ。
身体の大きなクジラは、他の捕食者のターゲットとなることは少ない。だが、生まれたばかりの小さな子供は別である。シャチはもちろん、大型のサメなどに襲われることも珍しくない。
母子はこの一番危険な時期をシャチのいない海で過ごし、やがて大きくなった子供を連れて、北の海へと帰って行くのだ。
written by ruichan
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