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 街の野良猫に餌をやる住人たち。地域猫ということなら、まあよくある話ではあると思う。

 だが韓国から届いたこの映像には、頑なにその場では食事をせず、ビニール袋に入れてもらったご飯を持ち帰る猫が登場するんだ。

 いったいなぜ? 何のために? 動画には日本語の字幕がついているので、とりあえず字幕をオンにして見てほしいな。
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(감동 실화) 매일 봉지 도시락 배달하는 고양이 동숙이..ㅣCat That Delivers Bag of Food Every Day.. (True Story)

「ドンソク」という名前をつけられたこの雌猫は、地域の人たちが他の猫たちにご飯をあげている時でも、頑なに自分は口をつけようとしない。そうしてビニール袋に入れてもらったご飯を咥えて、どこかへと運んで行くんだよ。

 気になった住民たちが後をつけると、なんととある美容室でご飯をもらっていることが判明した。オーナーさんによると、ドンソクは毎日ご飯を食べに通ってきているらしい。

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 だが、食事が済むとすぐに立ち去ってしまうとのことで、ビニールに入ったご飯をどこに運んでいるのかはわからなかった。

 そこでビニール袋の中に、GPSの発信機を忍ばせてみることに。その結果、空になったビニール袋が散乱する場所が見つかったので、今度はカメラを仕掛けてみたよ。

 カメラが写した映像を見て、住人さんたちも納得。そう、ドンソクはここで1匹の子猫を育てていることがわかったんだ。

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 だが、場所を知られたことを悟ったのか、翌日からドンソクは姿を見せなくなった。心配して探し回ったが見つからない。だが、二日後に彼女何事もなかったように姿を現した。「無事でよかった!」とみんなは胸をなでおろしたよ。

 どうやらドンソク母子は、この半地下のスペースにお引っ越ししたみたいだ。
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 実はドンソクは、5匹の子猫を産んでいたんだそう。だけど今残っているのは1匹だけ。これ以上悲しい出来事が起こらないようにと、美容院のオーナーがドンソクをここで飼うことに決めたんだ!

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 ふかふかのベッドとおうち、新鮮な水と美味しいご飯。母子そろって安心して暮らせるハッピーホームが用意され、ドンソクはもうビニール袋に入ったご飯を運ぶ必要はなくなったよ。

 これから厳しい冬を迎える韓国で、あたたかいおうちに迎えられたふたり。これからずっと、ここで幸せに暮らしてね。

※誤字を修正して再送しました(2022.11.19)
written by ruichan

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