
ワニは地球上に現在存在する中では最大の爬虫類であり、狂暴なプレデターというイメージも大きいと思う。だが東南アジアの国東ティモールでは、ワニは身近で大切な存在として扱われているんだそうだ。
今回はそんなティモールの美しい海で撮影された、ドローンを威嚇するワニの映像を見てみよう。
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Massive Crocodile HATES my drone - shore diving Timor-Leste
朝のダイビングに向かっていたイギリス人のダイバー、ダニエル・マンさんは、ドローンでの撮影中に1匹のワニに遭遇した。映像を見ていただくとわかるのだが、海の透明度が半端ない。
ワニはたいてい、川や河口の水が濁った場所で、自分の姿を隠して獲物を狙っているイメージだけど、ここのワニはどうやら少し毛色が違う?

そんなことを考えながらドローンでワニを追っていくと、どうやら頭上を飛ぶ鬱陶しい存在にワニが気づいたらしい。大口を開けて威嚇してきた!

このワニはおそらくイリエワニ。全長4~6mとワニの中でも最大級のサイズを誇り、川や河口だけでなく、海もそのテリトリーとしている狂暴なタイプ。ここ東ティモールでも、多くの人間がこのワニに襲われて命を落としているんだそうだ。

ダニエルさんたちは当然、ここでのダイビングはあきらめた。そして午後にもう一度この海域を訪れてみたが、そこにはもうワニの姿はなかったとのこと。透明度の高い海で、思う存分ダイビングを楽しめたのかな。
実は東ティモールは、島そのものがかつてワニだったという伝説のある場所。人間の少年と海を旅したワニが、力尽きてこの島になったんだとか。そのため東ティモールではワニは神聖な存在であり、たとえ人間が殺されても、島の人は決してワニを殺さないんだそうだ。
こんなクジラたちと遭遇する機会もあるみたい。東ティモールの海、ちょっと要チェックかも。
written by ruichan
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