いよいよ今日はハロウィン。万聖節の前夜としてキリスト教に取り込まれているが、もともとはケルトの伝統で、死者の霊が帰って来る日なんだとか。要するに、日本で言えばお盆みたいな日なんだよね。
そこで今夜は、ちょっぴり不思議で切ない愛犬のお話を紹介しようと思うんだ。怖い話ではないけれど、心霊系が苦手なお友だちは、少しだけ注意してほしい。
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Ghost Dog Visits Family As A Spirit | The Dodo
このご一家と愛犬スポットとの出会いは、とあるストリート・フェアの会場だった。一人の女性が迷子の犬を抱いて途方に暮れていたんだ。
当時新婚ほやほや、しかも新居を買ったばかりで幸せいっぱいだったご夫婦は、「この犬を助けてあげよう!」と思い、家に連れて帰ることにした。
犬は「スポット」という名前をつけてもらい、新婚夫婦と暮らし始めた。やがて夫婦には3人の子供が生まれ、スポットは幸せなファミリーの一員として、何不自由ない犬生を送ることに。
だが、命あるものとの間には、必ず別れの時がやって来る。犬生をまっとうしたスポットを見送ったご一家は、そのなきがらを家の裏の丘に葬った。
そして数年の年月が経ち、ご一家は家を売って引っ越すことに。新居に移って、近所の公園を訪れたご一家は、偶然にもスポットと暮らしたあの家を購入したという家族に出会ったんだ。
そこで彼らが遠慮がちに口にした言葉に、一家は仰天することに。「お宅にいたわんちゃんって、黒い模様のある白いテリアじゃなかった?」
なんと、その家の廊下の奥で、まるでホログラムのように透き通ったスポットの姿を、2人が別々に見たというんだ。
一度もスポットに会ったことのない人たち、それも2人ともが、その身体の特徴を正確に描写して見せたことに驚いたご一家は、それはスポットの幽霊に違いないと確信した。
「きっとスポットは、私たちのことが心配で見に来たんじゃないかしら。もしかしたら引っ越してほしくなかったのかも…。私たちが元気だって知らせたい。彼にものすごく会いたいわ!」
インタビューを受けてくれたスポットのママは、最後にそう切なげに語っていたよ。
written by ruichan
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