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 ニューヨークはマンハッタンのこのお宅には、目の見えない猫ヒューゴ氏と、耳の聞こえない猫ブロンディーさんがいる。なぜかこのふたりは大の仲良し。いや、ソウルメイトといってもいいかもしれない。今日はこの不思議なカップル?のお話をしようと思うんだよ。
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Woman adopted a blind cat and then a deaf cat. Here's how that turned out.

 このお宅にはスシという名前の盲目の先住猫がいた。熱心に猫の保護活動に取り組んでいるご夫婦だったが、マンハッタンのアパートという土地柄、もうこれ以上猫を飼うのは無理だと思っていたんだ。

 だがそんなとき、ヒューゴ氏との運命の出会いがあった。「大好きだったお祖父ちゃんの名前と同じ!」「しかも何となくビジュアルも似てる!」という理由で彼に惹かれたご主人は、結局ヒューゴ氏を迎え入れることにしたんだ。お祖父ちゃんからのサインのような気もしたんだって。

 もともとは路上で野良猫として暮らしていたヒューゴ氏は、保護された時目にひどい傷を負っていたんだそう。だがこの家にやってきた途端、ヒューゴ氏は「キング」という二つ名を奉られ、王として君臨し始めたんだ。

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 こちらのお宅にはもう1匹、ブロンディーさんという耳の聞こえない猫がいる。気性が荒すぎて、里親たちとうまくいず、人間嫌いをこじらせていた。ところがこのブロンディーさん、なぜかヒューゴ氏にだけなついてしまったんだ。それはもう、「愛」と呼んでいいかもしれない。

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 いつでもどこでもイチャイチャしているふたりだが、特にお気に入りなのがこの家の息子さんの部屋。気がつくといつもふたりでそこにしけこんではイチャコラ。

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 ヒューゴ氏は猫の中にあってもさらに猫らしい猫で、例えばソファでテレビを見るときにそばにいてほしいと思っても、いくら呼んでも聞こえないふりを徹底。布団をかぶって寝たり、パソコンの前に座っていたりと、何となく人間ぽいところもあるらしい。

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 基本的にヒューゴ氏はとても賢く勘の良い猫で、初めて見た人からは「本当に目が見えないの?」と聞かれることもしばしば。音だけで飛んでいるハエを捕まえることもあるんだって。

 ボスでありキングであるヒューゴ氏は、何があろうと誰だろうと、愛され敬われることを当然だと感じているようだ。たとえ相手が猫嫌いでも、彼にとっては関係ない。周囲のすべてが彼をキングとして扱って、たくさんの愛情を注いてほしいと思っているんだ。


 ご主人とヒューゴ氏がイチャコラしてるので、ヤキモチ焼きまくりなブロンディーさん。そしてもう一匹のスシさんと、彼らのステキなエブリディライフは、Instagramで見られるのでぜひ遊びに行ってみよう!


written by ruichan

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