
自分の産んだ子以外の子供たちを引き取って、育ててくれる肝っ玉母さん的な生き物のお話は、マランダーでも何度か取り上げてきたわけなんだが…。
今回はまたちょっと特殊なシチュエーションで、保護された子犬を養い子として育ててくれている愛犬のお話をしようと思うんだ。
sponsored links
sponsored links
100-pound Great Dane Nurses A 3-Ounce Chihuahua Puppy
生まれたばかりのチワワの赤ちゃんがやってきた
ある日のこと、撮影者さんは道端で、2匹の生まれたばかりの子犬を見つけた。彼らはチワワの子供たちで、お腹を空かせて弱り切っていたんだ。
彼らの体重はなんとおよそ60gしかなかった。誰かの助けがなかったら、きっと生き延びることはできないだろう。残念ながら1匹はその後力尽きてしまったが、何とかして残されたもう1匹を助けたい!

想像妊娠に苦しんでいた愛犬バーディー
ちょうどそのころ、撮影者さんの愛犬でグレートデンのバーディーさんは、偽妊娠(想像妊娠)に苦しんでいた。妊娠してもいなかったのに、バーディーさんは「私は子供を産んだはず」と思い込んでしまっていた。
そして生まれてもいない、それどころか授かってもいなかった「子供たち」を家中探し回っていたんだ。
ニンゲンの想像妊娠が心身症的なものであるのに対し、犬やウサギなどに起こる想像妊娠=偽妊娠・疑似妊娠はホルモンの変化によって引き起こされるもので、場合によってはとても危険なんだそうだ。
医師の助言でバーディーに子育てをさせてみることに
そこで今回、バーディーさんの主治医のアドバイスにより、生まれて間もないチワワの世話をさせてみることにしたんだそう。

その結果は大成功! フロギーと名付けられたチワワの赤ちゃんは、バーディーさんの傍で安心して過ごせるようになり、バーディーさんの方も子育てをすることでホルモンが落ち着き、ふたりは本当の親子のように。
「家族」になるのに外見の違いは関係ない
昼も夜もフロギーの傍らに寄り添い、献身的に世話をする様子は、血のつながった母子と何も変わらなかった。

やがてフロギーは少しずつ、だが確実に成長を続け、毎日「初めて」が増えて行った。ベッドの上に自力でよじ登ったこと。初めて自分で水を飲んだこと。犬生で最初の「わんっ」という声をあげたこと。
そんなすべての瞬間が、「母親」であるバーディーさんにとってはかけがえのない幸せだったんだ。

たとえ見た目や体の大きさが違っていても、幸せな家族でいるためには関係ない。ただ、お互いへの無償の愛情さえあればいい。バーディーさんとフロギーは、確かにステキな「親子」であり、これ以上ないくらいハッピーなファミリーなんだよ。
written by ruichan
▼あわせて読みたい





コメント