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 ニンゲンが捨てた、あるいは放置した釣り針や釣り糸、漁網などが絡まって、ケガをしたり命を失ったりする生き物たちは後を絶たない。

 今回もオーストラリアの海で、被害に遭ったウツボが発見されたんだ。撮影者さんはウツボを助けようとするものの、なかなか一筋縄ではいかなかったんだよ。
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Guy Saves Yellow Eel With Hooks In His Mouth | The Dodo

 ある朝のこと、クリーンアップダイブで潜っていた撮影者さんは、海底に横たわっているウツボに気づいた。よくみると、ウツボの顔は釣り糸に絡まり、口と喉にはなんと3本もの釣り針が刺さっていたんだ!

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 手持ちのナイフで、釣り糸を取り除こうと試みる撮影者さんだが、ウツボは体をくねらせて逃げ出そうとする。ここで手を放したら二度と助けられないと思い、手を離さないことに全集中。

 そのうちにあきらめたのか、おとなしくなったウツボに対し、再び釣り糸を切り、釣り針を外そうとあれこれやってみる。しかし、最初の1本の釣り針を抜くことには成功したものの、残りの2本は顎に食い込んでいてどうにもならない。

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 そこで撮影者さんはウツボをつかんだまま、他のダイバーたちに助けを求めることにした。幸いにも、ニッパーを持っていたダイバーが見つかり、2本目の釣り針を切って取り除くことに成功。

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 45分にも及ぶ奮闘の末、ウツボからすべての糸と針外してやれた!
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 数か月後、同じ場所でダイビングをしていた撮影者さんは、あの時のウツボと思われる個体に遭遇。ウツボの方が覚えていてくれたかどうかは定かではないが、撮影者さんはハッピーな気分になったようだよ。

 ニンゲンの残した釣り道具や漁網の被害を受けているのは、海の中にいる魚たちだけではない。水鳥や海獣たちの間にも、その被害は広がっている。

 彼らにこれ以上苦しい思いをさせないためには、我々ニンゲンが意識を変え、責任を持って対処していかなければならないはずなんだ。良かったら下のリンク先の記事なども見てみてほしい。







written by ruichan

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