
ペットを飼うなら、最後まで責任を持って面倒を見る。それは当たり前のことなのだが、もちろんさまざまな事情から、途中で飼えなくなってしまうケースもあるかもしれない。
だが「飽きた」「飼い切れなくなった」からと、ペットを捨てるのは一番やってはいけないことではないだろうか。
今日は前の飼い主に置き去りにされた猫が、終の棲家を見つけるまでの一部始終をご紹介しよう。
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Cat Abandoned When Owners Moved Jumps Into His Rescuer's Arms | The Dodo Cat Crazy
アレスはもともとは保護猫だった。彼を引き取った飼い主は、1年後に引っ越す際、なんと「いらなくなったから」とアレスを置き去りにしていったんだ。
家猫として何不自由なく暮らしていたはずのアレスは、飼い主の勝手な都合で突然路上に放置された。元の飼い主はアレスをシェルターや保護団体に預けるという選択肢すら考えず、ただ「捨てて」行ったのだ。

それから2年。野良猫としての生活を余儀なくされたアレスは、痩せ細り、皮膚病に冒されていて、顔には小さな傷がいっぱいあった。

長い間ニンゲンと触れ合う機会のなかったアレスは、最初こそ警戒の声をあげていたのだけれど、手当が進むうちにどうやらニンゲンのぬくもりを思い出して来たようだ。
アレスには確かに、かつてニンゲンを愛し愛されて暮らしていた時があったんだね。

一度心を開くと、アレスは人懐っこい猫に大変身した。しかし彼が終の棲家を見つけるまでには、さらに7か月の月日が必要だった。引き取りたいという申し出は数多くあったものの、さまざまな事情でうまくいかなかったんだよ。

そして2021年7月。運命の出会いが訪れた。アレスは3匹の猫と暮らしているモニクさんのおうちに、正式に引き取られることになったんだよ。
今ではモニクさんとの暮らしにもすっかり慣れ、幸せな家猫生活を送っているアレス。この家には現在、アレスと3匹の同居猫のほかに、一時預かりの母子猫が3匹いて、にぎやかで愛に満ちた暮らしを楽しんでいるようだ。
ステキなスイートホームと巡り会えて本当に良かったね、アレス!
written by ruichan
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マランダー
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