今年の夏は長かった気がする。それこそ4月くらいから暑かったよね。イギリスでもこの夏は記録的な熱波に見舞われ、多くの川や池が干上がってしまったんだそうだ。
イギリスで野生動物たちの救助と保護に携わる「Wildlife Aid財団」には、干上がった泥にハマって身動きの取れなくなった生き物たちへの救助要請が、毎日寄せられていたんだそう。
今日ご紹介する動画でも、1羽のカササギが泥にまみれて動けなくなっていたんだよ。早速救出に向かったサイモンさんとローリーさん。救助作戦は成功するのかな。
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Rescuers get stuck trying to save trapped magpie!
泥の上に降り立ってしまい、身体の下半分がすっぽりとハマって動けなくなってしまったカササギが発見された。
長靴をはいたローリーさんが近づいて助けようとしたものの、底なし沼のような泥に足をとられて思うように動けない。
そこで長い棒の先につけた網で、カササギを泥ごとすくってこちらに引っ張ってくることに。この試みは成功し、カササギは無事にケージの中へ。
「シャワーを浴びたい」とぼやくローリーさんに、「年寄りなお陰でこういう仕事はやらなくて済むよ」と冗談で返すサイモンさん。
施設内のクリニックでは、まずケガの有無を確認。幸いなことに、カササギはショックを受けているだけで大きなケガはなさそうだ。
カササギが落ち着いたころを見計らって、目を保護する目薬をさしてやり、優しく身体を洗うスタッフたち。
水鳥の羽は、もともと水をはじく撥水効果が高いのだが、泥を落とすことでその機能が落ちてしまうのも心配だったんだよ。
数日後。カササギはすっかり元気を取り戻し、元いた場所に近い森へと無事に帰って行ったよ。
ローリーさんは最後に、「数日前には泥に埋まっていたカササギが、元気に自然に帰って行くのはファンタスティックな光景だったよ。二度と僕たちと再会する必要がないことを祈っているよ」と語っていた。
written by ruichan
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