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「羽が抜け落ちてしまう」PBFD(オウム類の嘴・羽毛病)という難病にかかったインコのレアさんを覚えていてくれるお友だちはいるだろうか。



 今回、ベネズエラから同じ病気にかかったインコの映像が届いたんだ。今日は飼い主さんに愛されて、インコ生を満喫しているこのインコ、ブロンディーをご紹介しようと思う。
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Naked Lovebird Guards His Dollhouse | The Dodo

 インコのブロンディーくんは、生後1年の時にPBFDを発症した。この病気はウイルス感染によって引き起こされる病気で、すべての羽が抜け落ちてしまうだけでなく、免疫不全やクチバシの形成異常まで引き起こし、命にかかわることもある恐ろしい病気である。

 ブロンディーはそんな病気にもかかわらず、ご主人の後と元気に追いかけまわしたり、課題の邪魔をしたり。

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 自由に空を飛べなくなったブロンディーに、ご主人たちは「飛べなくても楽しいことはたくさんある!」と知ってほしいと思ったんだ。

 好奇心旺盛なブロンディーに、いろいろな体験をさせてあげ、「ありのままのあなたを受け入れているし、大好き!」だということを態度で示そうとした。

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 ブロンディーは飼い主さんがプレゼントしたドールハウスを、すっかり「自分のおうち」だと認識しているみたい。誰かがそのおうちに触ると、すぐに追いかけまわすんだ。

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 また、ブロンディーは歌うことも大好き。窓辺に陣取って、外にいる他の鳥たちと鳴きかわすのを愉しんだりもするよ。

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 たとえ羽があってもなくても、ブロンディーの愛くるしい性格は変わらない。「私は本当にブロンディーが大好きだし、親友だと思っているの」とご主人は語っているよ。

 私事だけど、うちのインコも実は一昨年大病をして、何度もお医者さんに「もってあと数日…」と言われたけれど、その度に奇跡の復活を遂げて、今では多少飛ぶ力は弱くなったけれど毎日元気に過ごしているんだ。

 だから病気の鳥を見ると、他人事とは思えないんだ。鳥族はギリギリまで弱っている様子を見せないから、病気に気づくのが遅れがちになりやすいんだよね。

 ブロンディーは愛情たっぷりな飼い主さんのもとで、このままずっとハッピーに暮らしていけますように。地球の裏側から、たくさん祈っているよ。

written by ruichan

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