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 野生の生き物たちが暮らしやすくなるように、その場所の生態系そのものを自然に返す試みを「リワイルディング(再野生化)」と呼ぶ。

 主にヨーロッパで多く試みられている活動で、植生や生き物たちの営みを、ニンゲンによって開発が進む前の自然な状態に戻そうというものだ。

 今回はその活動を実践することで、家の庭に狐がやって来るようになったイギリスのお宅を紹介しよう。
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Urban Foxes

 イギリスのサウスイースト・ロンドンで暮らすヘッドハンター、デヴィッド・フィールディングさんは、自宅の庭や街中の池をリワイルディングし、野生の生態系を戻す活動に取り組んでいる。

 裏庭にやって来る狐たちが、もっとハッピーに過ごせるようにと、デヴィッドさんは芝生を刈るのをやめ、草が伸びるままにして、だんだんと庭を野生の状態に戻していった。

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 おや、どうやらフェンスの下に、外と通じる通路が開通しているようだね。
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 最初に庭に姿を見せていた狐のカップルは、子供たちを産み育て、既に9匹の家族を抱えるファミリーに。


Urban Foxes

 まるで自然の中の草原にいるかのように、庭でくつろぐ狐たち。
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 子供たちはここで遊び、成長し、そしてまた家族が増えていく。

My lil family of Foxes

 もちろん、リワイルディングは簡単なことではない。地域全体で取り組もうとすれば、農業との兼ね合いや外来生物の問題、天敵の必要性など、解決しなければならない課題は多いのだ。

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 デヴィッドさんは狐の来る裏庭だけではなく、池のリワイルディングにも取り組んでいて、カエルやイモリなどが生息する環境づくりを実現しているんだ。興味のあるお友だちは、デヴィッドさんのYouTubeチャンネルTwitterなどを見にって見てほしい。

written by ruichan

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