困っている誰かがいたら、手を差し伸べたい。そう頭では思っていても、なかなか行動に移すのは難しい。今回ご紹介する動画は、カワウソの赤ちゃんを助けるために、危険も顧みずに水に飛び込んだ、3本足の犬のお話なんだ。ぜひ見てほしいな。
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3-Legged Dog Rescues Baby Otter In St. Croix River
ミネソタ州で暮らすゴールデンドゥードルのガスは、ご主人のクレオ・ヤングさんのもとで幸せに暮らしていた。しかし悪性腫瘍の治療のために、今年の2月、右の後ろ脚を切断する手術を受けることに。
それ以来ガスは、水遊びをしたり泳いだりすることはなかったんだ。
ところが先月のイースターの日曜日のこと、ガスは突然、クレオさんの2人の孫娘の目の前で、セント・クロア川に飛び込んだ。
「ちょうどここで飛び込んだのよ。何かを追いかけているようだったけど、その時はよく見えなかったの」と語る孫娘さん。
岸に戻ってきた時、ガスの口には小さなカワウソの赤ちゃんがくわえられていた!
クレオさんたちはカワウソの身体を洗ってやり、野生生物リハビリテーションセンターへと連れて行った。
幸いにも、カワウソの赤ちゃんは一命をとりとめた。獣医師によると、この赤ちゃんは本来ならまだ水に入るには幼すぎて、母親と一緒に巣穴で過ごしている時期だという。
そんな赤ちゃんがなぜ水の中にいたのかは不明だが、ガスがこの時見つけて助けなければ、確実にその命は失われていただろう。現在、赤ちゃんカワウソは別の保護センターに移されて、さらなる治療を受けているそうだ。
ガスにはまだ、3回の化学療法が残されていて、自分自身も命との闘いを続けている。足を失ったばかりで、泳ぐのも大変だったにちがいない。
お孫さんさんたちによると、ガスはとても優しい犬なので、困っている小さな生き物を放っておけなかったのだろうとのこと。クレオさん一家にとっても、忘れられないイースターの出来事となったようだ。
written by ruichan
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