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 インド北西部の町ウダイプルで、ストリートアニマルたちの保護活動に取り組んでいるAnimal Aid。今日通報を受けて駆け付けた先には、濡れて冷え切った身体でぐったりしている子犬がいた。一刻も早く体を温めてやらなければ!
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Ice cold and motionless, this little one needed urgent help--and got it!

 Animal Aidのスタッフたちが見つけたのは、びしょびしょに濡れて氷のように冷え切った身体で、意識を失いかけている子犬だった。なぜこのような状態になったのかは不明だが、一刻を争う治療が必要なことだけは確かだった。

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 施設の病院に緊急搬送し、すぐに毛布とお湯を入れたボトルで身体を温め、点滴が開始された。だが彼らにできるのはここまで。あとはただ、子犬の体力を信じて待つだけだ。

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 翌日。奇跡は起こった! 子犬は自分でご飯を食べられるまでに回復したよ。
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「アドゥー」と名付けられた子犬は、すっかり元気を取り戻し、スタッフや仲間の犬たち、オモチャで遊び回るようになったんだ。

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 インドと言えば暑い国というイメージだが、北部にはヒマラヤもあるし、首都であるニューデリーやウダイプルのある北西部でも、冬の朝には気温が一桁となることもある。

 低体温賞を引き起こしていたアドゥーも、早急な通報・保護・手当という連携がなかったら、命が危なかったかもしれない。通報してくれた住民さんと、迅速な対応をしてくれたスタッフの皆さんには本当に感謝しかない。

 ところでインドでは現在、コロナもすっかり落ち着いて、ほとんど日常を取り戻してきている模様だ。それに伴い、交通事故に遭う動物たちが再び増えているらしい。

 毎年、春の訪れを祝ってお互いに色粉をかけあう「ホーリー」というお祭り。Animal Aidでも、今年は平年通りに行われたようだ。


written by ruichan

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