4月に入り、桜前線も日本列島を北上中。地方によっては春爛漫な暖かさを楽しめる費も増えてきたと思う。もうちょっとすれば、水が恋しい季節もすぐそこ。
そこで今日は、フランス領ポリネシアにあるモーレア島の海で撮影された、不思議な生き物をご紹介しよう。
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Sea Worms Look Like TINY TREES | Bizarre Underwater Wildlife
水深6メートルほどの浅瀬には、色とりどりのサンゴや魚たちの姿が見える。カメラがズームインしていくのは、サンゴの表面に生えているクリスマスツリーのような生き物だ。
真っ白いサンゴに真っ青なツリー? まるでギリシャの島のような色彩感覚。
こちらはビビッドな黄色のツリーだ。らせん状になっているのがよくわかると思う。
パステルカラーやグラデーションぽい色使いのもいるね。
この生き物は植物ではなく、イバラカンザシというゴカイの仲間なんだ。英語ではその名もズバリ、クリスマスツリー・ワームと言うそうだよ。
アップで見るとこんな感じだ。
実はこれ、木のように見える部分(鰓冠)が2本で1体のイバラカンザシなんだ。サンゴの内部に「棲管」という管状の巣穴を打ち込んで体を固定しており、危険を察知するとその中に隠れてしまうんだって。
イバラカンザシの体長は5~7㎝ほど。なんと沖縄では、推定で40歳のイバラカンザシが見つかったこともあるそうだ。
今回この映像を撮影したエリック・デスメットさんは、タコとタツノオトシゴが大好きな海中写真家なんだそうだ。次回はエリックさんの撮影したタコの写真なども紹介できたらと思っている。
マランダーでは今後も海の中の不思議なクリーチャーたちを紹介していくつもりなので、ぜひ楽しみに待っていてね。
written by ruichan
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