カナダのオンタリオ州で、ペットサロンを経営しているヴァネッサさんのところへは、たくさんの犬や猫がサービスを受けにやってくる。今日はその中から、サモエド犬のトリミングの様子を見せてもらおう。
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Most difficult job I've ever done | Samoyed Dog
今日のお客さんは2歳のサモエド、ハーパーくんだ。まず最初はシャンプーからだよ。どこが絡まっているかとか、犬の前身のコンディションを見極めるにも大切なステップなんだそうだ。
サモエドのようにダブルコートに覆われている犬種にとって、下手なトリミングは悪い影響を与えてしまう。例えば脱毛症のきっかけになったり、体温のコントロールがうまくいかなくなったりといったリスクがあるのだ。
ヴァネッサさんによると、ダブルコートは家の断熱材と同じ役割と考えればいいんだそうだよ。だから決して、丸刈りにしてはいけないんだって!
もう一つ、飼い主さんがなかなか気づかないリスクとは、プールやお風呂でぬれた身体を、芝生や床にこすりつけて乾かそうとする愛犬を、「可愛い!」と思って放置してしまうこと。
この行動は、被毛がどうしようもないほど絡まって、セメントのように固くなってしまう原因になるらしい。とにかく濡れたらすぐにドライヤーで乾かす!を肝に銘じてほしいそうだ。
さて、そんなふうに絡まってしまってどうにもならないときは、ハサミでチョキチョキとその部分だけをカット。
今回の施術では、4時間という時間と1本のハサミの犠牲の上で、ハーパーくんはすっきりさっぱり、クールなわんこに変身したよ。
換毛の激しい長毛種のケアは本当に大変だと思う。先日紹介したこのトリマーさんのように、上から下まで真っ白けになる覚悟も必要だ。
ちなみに上のトリマーさん、閉店の原因となった体調不良は、このふわふわな毛を吸い込んだからではなくて、持病のリウマチが悪化したからのようだよ。
ところでサモエドなど長毛種のトリミングには注意が必要だ。ひどいケースだと以前カラパイアで紹介したこんなことも起こっちゃう可能性が。
実はハーパーくんも前のトリマーさんこれをやられそうになって、パニックになった飼い主さんがヴァネッサさんに助けを求めてきたんだそうだ。信頼できるトリマーさんとの出会いって大事なんだね。
written by ruichan
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