
テンジクザメ目ジンベエザメ科に属するジンベエザメは、すべての魚類の中でも最大サイズを誇る生き物である。身体に比例して、その口もまた巨大。一気に海水と一緒に餌を吸い込んでいく。
今回はダイバーの近くでお食事中のジンベエザメが撮影されていたんだけど、側にいるダイバーまで吸い込まれそうな、大きな口がかなりのインパクトなので早速動画を見てみよう。
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Illusion Looks Like Whale Shark 'EATS' Diver | Funny Underwater Animals
このどうががさ釣映された場所は、モルディブのアリフ・ダール環礁だ。写真家のデヴィッド・エドガーさんが、奥さんのアリスさんとジンベエザメが並んで泳いでいるシーンを撮影していたところ、ジンベエザメがお食事を始めたんだそう。
横にいるアリスさんを吸い込みそうなほど、大きな口を開けるジンベイザメ。

ジンベエザメの主食はオキアミやプランクトン、小魚などの小さな生き物たち。大きな口で海水ごと飲み込んで漉しとるんだ。

なかなかこんなに間近で、彼らの食事風景を目にする機会はないかもしれない。

今回のジンベエザメの体長は、だいたい8mほどだったらしいが、最大では20mにも達するという巨大な魚で、口のあたりの幅は1.5mにもなるんだとか。
小柄なニンゲンなら横にしても入ってしまうくらいなビッグマウスなんであるが、喉の直径は500円玉くらいしかなく、大きな魚は飲み込めないんだそうだ。

それでプランクトンなどを水ごと吸い込んで、ろ過することで食事をしているわけだが、このやり方だと少ない運動量でエネルギーの摂取ができるんだね。
考えてみれば地球上現存する最大の生き物、シロナガスクジラをはじめとするヒゲクジラの仲間や、巨大なマンタもプランクトンを主食とする濾過摂食動物だ。なかなかエネルギー効率の良い生き物だと言えるのかもしれないね。
written by ruichan
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